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16期生 佐藤 正宏

ショッピングセンターの立地決定要因

 街づくりにおける法改正が続き、現代においては郊外への人の流れにより、中心地の衰退が問題視されている。本論文では、これまでにどのような街づくりにおける法改正がなされ、それに伴い郊外、中心地でショッピングセンターの立地に変化が見られたかをまとめ、今後中心地が活性化するためにはどうすればよいかについて、ショッピングセンターの立地に焦点をあてて述べている。郊外と周辺地、中心地と3つの地域に分類し、各々の地域におけるショッピングセンターの特徴を明らかにし、郊外のショッピングセンターにはどのような魅力があるのかを探り、それを考慮し、今後中心地ではどのようなショッピングセンターを建てていくべきかについて研究している。ショッピングセンター自身の特徴、商圏の特徴、周辺状況の特徴に分け、3つの地域を比較している。ショッピングセンター自身の特徴に関する比較ではテナント数やコンセプトなどに、商圏の特徴に関する比較では実質的消費者人口、周辺状況の特徴に関する比較では競合ショッピングセンターの数や周りの国道の有無などに着目した。
 本論文により、特に郊外と中心地におけるショッピングセンターの差異が明らかになり、そこから今後のショッピングセンターの立地、特徴、またこの論文における限界についてまとめた。本論文に続き、中心地衰退に関して、なんらかの対策を講じられるような研究が進められることを願っている。

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