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21期生 森田 朱音

各種消費者発信型メディアにおける化粧品の広告効果の違い
~企業から個人へ移り変わる宣伝力~

 近年台頭してきた、インターネット上で大きな影響力を持つインフルエンサーと呼ばれる人々と提携して、商品の広告を行うというデジタル戦略を拡大させている企業が多く見られるようになった。インフルエンサーに着目した先行研究は多く存在したが、具体的なメディアに絞った研究は行われていなかったので、本研究ではYouTube、Instagram、Twitterのインフルエンサーに着目して、消費者発信型メディアによる化粧品の広告効果の大きさの違いについて分析を行った。
 主な仮説は、各メディアにおいて登録者やフォロワー数が多いほど広告効果があり、かつYouTubeにおける宣伝が最も効果的であることである。なぜYouTubeに着目したのかというと、メディアでもYouTuberとして取り上げられることが多々あり、YouTuber市場規模が年々拡大していることと、他のメディアとは異なる特徴である、文字や写真ではなく動画での説明という点がより効果的なのではないかと考えたためである。
 本研究ではgoogle trendというものを用いて広告効果を測定した。得られた結果としては、YouTubeによる広告の効果が最も高いということであり、他にもtwitterによる広告効果も認められた。Instagramについては有意な結果が出なかったが、出なかった理由として広告効果がないのではなくgoogle trendに反映されていないと考えられるが、他の広告効果の測定方法については検証できていない。

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