7期生 植木 孝文
企業のガバナンス構造が設備投資と研究開発投資の効果に及ぼす影響
本研究では、企業の設備投資や研究開発投資の市場評価に対して、企業のガバナンス構造がどのように影響を及ぼすのかを検証している。ガバナンス構造の指標として、取締役会における社外取締役の割合、外国人株主の株式所有の割合を変数として用い、2000 年から2003年までの電気機器産業のデータを用いて分析を行った。その結果、社外取締役の影響力に関しては、設備投資や研究開発投資による企業価値への効果に対して有意な結果を得られなかったが、外国人株主の影響力に関しては、設備投資や研究開発投資による企業価値への効果に対して正の有意な結果を得られた。