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Professor

メッセージ

 皆さん、ようこそ岡室ゼミのホームページへ!岡室ゼミは、産業と企業の経済分析を対象とするゼミナールです。ゼミで扱う分野はミクロ経済学の応用分野であり、経済学と経営学の学際領域でもあり、近年研究の発展の著しいところです。従って大変におもしろい分野であると言えます。1994年に始まったこのゼミも今年(2024年)は28期生を迎え、本学経済学部で最も長く続くゼミとなりました。

 3年次には日本語の教科書で産業組織論と計量経済分析の基礎を現実と関連づけながら学び、皆で議論します。また、経済学のトップジャーナルに掲載された最近の英語論文をいくつか読んで議論します。それから、自ら選んだテーマについてグループ研究を行い、他大学との合同発表会(インゼミ)で発表します。今年度は12月に慶應義塾大学・松浦ゼミ、明治学院大学・児玉ゼミとの3大学ゼミと学習院大学・西村ゼミとのインゼミを行いました。

 4年次には、それぞれが自分の研究課題を選び、産業や企業のデータを集めて卒業論文の作成に取り組みます。卒業論文のテーマは学生が自分で選ぶので、毎年びっくりするような面白いテーマが出てきますが、中には学会で報告したり、査読付きの学会誌に掲載されるような質の高い面白い論文もあります。是非、このHPで過去の卒論の内容を見てください。

 ゼミの性格は、かなりの程度指導教員の個性とコミットメントによって規定されます。私はゼミ活動に相当気合いを入れているつもりですが、私に引っ張られるだけではなくて(それに付いてくるだけでもけっこう大変です)、自分たちの力でゼミを盛り立てていこうという、元気で積極的な人材を求めます。 幸い、岡室ゼミはこれまで毎期、いい人材に恵まれてきました。元気がよくて個性的な学生が集まっているにもかかわらず、私から見てまとまりもいいと思います。学生たちがゼミに入ってから大いに伸びるのを見るのは、教師冥利に尽きます。今年も元気のいい人たちが応募してくるのを期待しています。

 「経済学は役に立たない」という懸念を抱いている人もいると思いますが、うちのゼミで学んだことは、将来必ず役に立ちます。卒業生たちが、そのことを実感し、私に伝えてくれます。それは、このゼミでは専門知識を学ぶだけでなく、それ以上に、自ら課題を見つけ、理論的に考察し、実証的に分析する力を磨くことを目指しているからです。教えられた知識はそのうち忘れられ、またすぐに陳腐化します。しかし、苦労して身につけた方法は簡単には忘れないし、社会に出てからもさまざまな局面で応用できるのです。

 岡室ゼミは、「厳しく 、楽しく」をモットーにしています。相当シビアであるという噂です。その通りにしたいと思います。大学は第一に学問をする場所であり、その要となるのがゼミナールです。学問をするうえで、楽をして楽しいことは何もありません。しかし、だからといってただ厳しいだけだと、学生もこちらも疲れてしまいます。ゼミの議論はけっこう笑いも出るし、楽しいです。達成感は十分に得られると確信しています。もうひとつのモットーは「プロの学生になる」ということです。学生だからといって甘えてはいけない。社会人と同じくらい高い自覚を以てゼミに臨んでほしい。最後に「生涯ゼミ」。ゼミは2年で終わるが、卒業しても仲間との付き合い、私との繋がりは続きます。いずれにせよ、指導教員と付き合うのを苦にしない学生を歓迎します。 (2024年1月記)

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