大月康弘先生について
大月康弘先生について
略歴
1985年 3月一橋大学経済学部卒業
1985年 4月一橋大学大学院経済学研究科修士課程入学
1987年 3月同課程修了
1987年 4月一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程進学
1990年 3月同課程単位修得退学
2005年 11月一橋大学博士 (経済学) 号取得
1990年 4月一橋大学経済学部助手(1991年3月まで)
1991年 4月成城大学経済学部専任講師
1994年 4月成城大学経済学部助教授(1996年3月まで)
1996年 4月一橋大学経済学部助教授
1998年 4月一橋大学大学院経済学研究科助教授
1998年 4月パリ第一大学客員研究員(1999年9月まで,国際交流基金派遣)
2004年 3月同上(2005年1月まで,文部科学省在外研究)
2006年 4月一橋大学大学院経済学研究科教授
about Prof. Yasuhiro Otsuki
主な研究テーマ
(1)ビザンツ帝国の経済社会分析
(2)西洋中世世界の比較社会構造研究
(3)地中海文明論
(4)比較経済史方法論
担当学部講義
(1)経済史入門
(2)経済史A
(3)地域研究の方法
(4)基礎ゼミ
(5)基礎講義
ゼミでの大月先生
ゼミでの大月先生のお話では脱線に脱線が重なります。これは大月ゼミ名物のひとつでしょう。しかしそれは先生が確信犯的になされていることだと私たちは感じています。ひとつの疑問に対して答えを示すだけでなく、その答えが出てくる歴史的背景やその研究に至る学問世界の鳥瞰を示すという意図を強く感じ取ることができるからです。また、先生がお話のなかでサラッと示唆される人物や文献をノートに記入することを怠ってはいけません。ゼミのない日にインターネットや図書館で調べていると非常に大きな発見があります。文献などは一つ一つの内容が重いのですが(言葉は平易でもかなり考えさせられる名著という意味)、それらをひとつひとつモノにしていくことでゼミの内容に関する理解が抜群に深まるでしょう。
先生の関連書籍
是非手にとってみて下さい。一橋大学附属図書館に全て入ってます。
大月先生の名言集
「君たちは歩く公共財である」
「ゼミにタブーはないのだよ」
「日本語の本は全て読め」
『砂粒を呑みこみなさい。そうでなければ真珠はできませんよ。』(阿部謹也先生の名言を継承)
「勉強とは”強いて勉める”と書くのだよ」
トリエステで行われた地中海学会より