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イロハモミジ  

西キャンパスの本館の暗い廊下を西側へ進む。
薄紅く色づいた光が差し込む。錦秋がここにもある。イロハモミジである。

この渡り廊下を何度通ったことだろう。渡れば右側に丸便(円形のトイレ)があった。その先は学食。この廊下は本館の建築に伴い、昭和5年に設置され、昔のまま。丸便は平成12年に改修され、学食は昭和47年に建てられた西プラザに収まった。変わる大学、変わらぬ大学。渡り廊下で立ち止まる。
そしてモミジを見上げる。


日本には26種のモミジがあるという。
日本の山々の紅葉は、スケールには欠けるが、色合いは複雑で世界一美しいといわれる。
京都ではこのイロハモミジを好んで庭園に植えた。葉が小さく樹形とのバランスがよく、最後には赤く色づくため、秋を彩る紅葉の代名詞となった。わがキャンパスでも植え込みで紅葉する木はイロハモミジが代表である。

美しい紅葉の条件は充分な日当たりときれいな空気。それに摂氏8度以下の冷気と適度な湿度だそうだ。 大気汚染が進み、ヒートアイランド化した都会では、紅葉しても色が汚かったりする。
しかし武蔵野の面影を残すキャンパスのモミジは真に美しい。

佐藤征男(記)


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イロハモミジ
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