第2回 恒友談話室

平成23年10月18日の第2回恒友談話室は、一橋クラブ・バーラウンジ内の「一葉」で開かれました。時間は午後5時〜午後8時。
【出席者】(敬称略。丸数字は回期)
A中山弘道、新田良昭、能森正勝、古河洋、C茂住重昭、D高橋宏澄、薮田剛由、
E北村尚巳、本多幸吉(9名)
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今回のスピーカーは、4回生茂住重昭さん・5回生薮田剛由さん・6回生本多幸吉さん。

先ずは、順番に近況報告を行った。
出席者はみな70歳代、何らかの病気の経験があり、罹った病気や怪我についてが主な話題であった。食道がん、前立腺がん、一時的な全健忘症、頻尿、網膜剥離、アキレス腱切断などなど・・・。救急車で運ばれた経験がある人も。
また、自分の健康法や趣味も披露された。ゴルフ・テニス、ウォーキング、グランド・ゴルフ、山登り、漕艇(ボート)、真向法、情報発信など・・・

スピーカーの一番手は本多さん。イギリス・オランダ・バーレーンと海外勤務18年に亘り、数多くのレポートを送って頂いている。今回はその海外勤務経験に基づく話をして頂いた。 仕事で行ったことがある国は66ヶ国。言葉の問題、英語が主で、ドイツ語・フランス語はホテルや買い物など生活に困らない程度は使える。住んで良かった国(イギリス)、好きな国(トルコ)、何度も行きたい都市(ウィーン・ダマスカス)、カルチャー・ショックを受けた国(インド)、訪れて落ち着く国はドイツ、食事の美味しいのは台湾、美人の多い国(イラン・ウィーン)、など。
バーレーンに行くことになり、ラジオ講座でアラビア語を学んだが、30文字なのに使う位置により4種類もあり難しかったとのこと。

二番手の薮田さんからは、今年2月に行った「ウズベキスタン」旅行の写真をDVDに焼いて持参し、会場のテレビにスライド・ショー形式で次々と披露して頂いた。
「スタン」は「・・の国」という意味で、「ウズベキスタン」は「ウズベクの国」。バスの運転手は、サッカーの日本選手を乗せたのが自慢だったとか。
雪のサマルカンドの景色、郊外ではトイレがないため揃って立小便、結婚式の新郎新婦写真と一緒に撮った写真、建国の英雄アムール・チムールの銅像、旧い城跡、日本人墓地、など。
(ウズベキスタン紀行は、会員コラムページでご覧頂けます。→(「ウズベキスタン紀行」

三番手は茂住さん。2000年から2003年までバンコックの工場に勤務、その後2003年から2008年まで上海の工場に勤務。上海に駐在経験が長く、「上海だより」を数多く寄せて下さった茂住さんに中山さんから「中国はなぜ貧富の差が拡大したのか伺いたい」との質問があり、急遽本日のスピーカーをお願いしたもの。
その後、上海工場に立ち退き問題が起きる可能性(場所がベッド・タウンかしつつあり、都市開発の可能性が出てきて)があり、昨年9月以降再び上海工場問題の相談役として駆り出されることとなり、今も月1回ほど上海を訪れているとのこと。
茂住さん曰く、「一党独裁の弊害」とのこと。企業の経営の実権は総経理(社長)ではなく、最終的には共産党の地区書記にあり、絶大な権限を持っているそうだ。党組織には8,000万人がいて、役所、国営企業、学校などに勤めており、高給を得ている。更に、中国には相続税がなく、親の得た財産を丸々子が引き継げる。また、戸籍制度(農村戸籍と都市戸籍に峻別されている)も身分の 固定化になっている。

恒友会Web担当:北村 尚巳 (6回生)
 nm_kitamura@88.catv-yokohama.ne.jp
 http://home.catv-yokohama.ne.jp/88/nm-kita/