"コンサートホール"兼松講堂
一橋大学のシンボル的建物・兼松講堂は、その響きの良さから創建(1927年)以来、内外の代表的音楽家が多数来演、近年ではチェコフィルハーモニー(指揮アシュケナージ)やウィーンフィル・ベルリンフィルのトップ奏者たちが演奏するなど、“隠れた”コンサート・ホールとしても親しまれています。
2004年3月、社団法人・如水会(一橋大学の同窓会組織)による募金で77年ぶりに音響的にも配慮された大改修が行われ、自然な響きを持った本格的なコンサート・ホールとして蘇ったのを機に、「くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート」や一橋大学管弦楽団の演奏会が定期的に行われています。
◆ | 兼松商店(現、兼松㈱)の創業者、兼松房治郎の遺訓により寄贈されたことによりその名を冠している。 |
◆ | 設計は、築地本願寺、明治神宮などを手掛けた日本の近代建築の草分け伊東忠太。大学の建築物としては珍しいロマネスク様式で、国の登録有形文化財に指定されている。 |
更に詳しくは・・・
一橋大学の広報誌HQ(Hitotsubashi Quarterly)や「くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート」のプログラムでは、兼松講堂の歴史的・文化的価値、激動の戦時中の兼松講堂、ならびに、音楽の力が77年ぶりの大改修に至らしめた経緯などを紹介しています。
以下のURLをご覧ください。
- HQ Vol.2 (P.14~19)「怪物たちが美しい響きをつくりだす」
(音響設計家とコンサート・プロデューサーが見た兼松講堂) - HQ Vol.4(P.17~25)「そして、怪物は蘇った」
(兼松講堂大改修の契機は音楽/同窓生の母校への熱き思い) - HQ Vol.1(P.6~11)「怪物の棲む講堂」
(兼松講堂の設計者・伊東忠太の設計思想と歴史的・文化的価値) - 「原智恵子、ベヒシュタインピアノそして兼松講堂」
(激動の昭和史の中の兼松講堂)