正門を通りキャンパスの主庭園へのアプローチにイチョウ黄葉したイチョウが連なります。イチョウもそれぞれ個性があます。イチョウの葉は緑色から黄緑色、そして褐色に色を変え、晩秋の季節の移ろいを演出しています。黄葉の具合はイチョウごとに違います。おかげで一様でない諧調があり、変化があります。
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変化があるイチョウの黄葉 |
やがてイチョウ越しに兼松講堂が現れます。ここらの演出が見事で、「一橋大学に来たな」と感じます。黄葉したイチョウは兼松講堂とよくマッチしています。
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イチョウ越しに眼に入る兼松講堂 |
兼松講堂に調和するイチョウ |
青空に輝くイチョウは大径木のヒマラヤスギより断然目立ちます。西キャンパスを見渡すと様々な建築物にイチョウを配していて、キャンパスをデザインした人達が秋の景観にイチョウを重要視したことが分かります。
本館裏にも大きなイチョウが生えていました。ゆったりとした晩秋のが流れていることを感じます。
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講義棟を彩るイチョウ |
本館裏のイチョウの大木 |
イチョウの黄葉は12月中旬まで見ることができます。鮮やかな黄葉は色濃くなり、やがて落ちていきます。大量の葉がキャンのパスのあちこちに溜まります。やがて、木枯らしに吹かれ、キャンパスにいくつもの黄色い絨毯を引いたようなゾーンが出現します。
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色濃くなるイチョウの黄葉 |
12月に出現する黄色いゾーン |
落ち葉を集めると、ふかふかの塊になります。それをクッションにして子どもたちが遊んでいます。そんな風景が見られる頃、キャンパスにいよいよ冬が訪れます。
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兼松講堂東横で |
初冬の風景 |
佐藤征男(記) |