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YMCA一橋寮

一橋大学に通う16名の学生と寮母さん1名の計17名で仲良く有意義な共同生活を送っている寮です。当寮は、一橋大学法人が運営する正式な寮ではなく一橋大学基督教青年会(一橋大学YMCA)によって約100年前に建てられた伝統ある寮です。この寮は自治寮であるので、管理人や寮監といった人はおらず、寮生活はすべて寮生一人一人の責任ある自治によって成り立っています。

歴史

YMCA一橋寮は、1887年(明治20年)に発足された一橋大学基督教青年会(以後、一橋大学YMCA)に母体があります。この会はキリスト教精神に理解を示す一橋大学の学生がそれを学びとる場として作られましたが、次第にその活動拠点として共同生活を望む声が高くなり、募金活動を通じて1910年に神田に初めての寄宿舎が建設されました。それ以降、一橋大学YMCAの会員の支援などによって寮は発展し、現在の国立市にある「YMCA一橋寮」となったのです。

当寮の目的

  • 聖書・キリスト教を通じて自らの精神を深く涵養する
  • 共同生活や自治寮の運営、寮生との切磋琢磨や寮母・OB等との交流を通して、大学生活やその後社会に出る上での糧となるような社会的素養を身に付ける場としての生活共同体です。

YMCAについて

"YMCA"と聞けばあの歌を連想する方が多いかと思いますが、あれは"Young Men's Christian Association"の略で、実は、「キリスト教青年会」と訳すんです。

概要としては、YMCAはキリスト教精神を基盤として地域のボランティア活動に携わる非営利団体のことでその活動は124の国と地域にわたっています。日本国内においては英会話学校や予備校、水泳スクール、サッカースクールなど、活動拠点が120以上あるので見聞きしたことがあるかもしれません。

そのYMCAの一部として学生YMCA(通称"学Y")があり、学生寮や大学のサークルとして全国にわたり活動しています。つまり、YMCA一橋寮に入寮することは、学Yに属するということにもなるのです。学Yは学生によるグループディスカッションや海外でのサマーキャンプなど様々なイベントを行wっており、当寮からも毎年一部の寮生が自主的に参加しています。(学Yについてはメニューの"活動・行事"を参照)

活動・行事

聖書研究会

通称「聖研」と言われているこのイベントは、大学の授業がある学期間中の毎週火曜の19時から21時の間、寮生は全員参加のもとで行われます。2つの班に分かれて、毎回牧師さんを招いて聖書の輪読を行います。
これは、牧師さんが終始説教するといったお堅いものではなく、寮生みんなで聖書に書かれていることについて自分の意見を交わしたり純粋な疑問を共有したりなど、寮生の主体性を重んじたグループディスカッションの形をとった非常にフランクなものです。毎回担当制で担当者になった寮生は該当箇所を事前に読んで、議論したいことや疑問に思ったことをまとめてレジュメ(プリント)にし当日レポーターとして、聖研の司会を務めます。
寮生全員がクリスチャンなのではと思う人が多数のようですがクリスチャンは2名しかいません(08年度の例)。ノンクリスチャンでも寮生1人1が聖書研究会を通じてキリスト教理解に務めています。

寮生会議

週に一回、火曜日の聖研が終わる21時ごろから寮生全員が食堂に集まり、寮についての問題や運営の方針について30分ほど話し合います。週に一回寮生全員が顔を合わせる場であり、寮に関わる情報の共有の場として非常に重要な会議といえます。

年間行事

3月末
新歓合宿(今年は4月1日〜4月2日@相模湖合宿所)
新寮生の歓迎合宿です。聖書研究会の説明、レクリエーションを行います。
5月
一橋YMCA総会
寮生とOBの方が集まり、活動報告・決算承認などが行われます。
6月
KODAIRA祭
学祭に参加します。毎年、模擬店をやっています。昨年はワッフルでした。
11月
一橋祭
学祭に参加します。昨年は講演会を主催しました。
寮祭
当寮にOBを招待してパーティーを行います。
12月
クリスマス会
ゲストとして女の子を呼び、クリスマスを祝います。
1月
予餞会
卒寮する先輩方の門出を在寮生とOBで祝います。

学生YMCAへの参加

「YMCAについて」で述べましたが、YMCA一橋寮の寮生であることは同時に学生YMCAに所属することを意味します。学Yの主催するイベントは、日本全国あるいは世界中の人と触れ合う機会のある非常に有意義なものばかりです。うちの寮生も毎年積極的に参加しており、いくつか紹介しておきます。(これは上の行事とは違い任意参加です。)

  • 夏期ゼミ
  • サマーキャンプ

その他

他に寮生が旅行を企画したり、飲み会もやったりします。