来年度のゼミについて
[ 指導教員の専門分野 ]
租税法ならびに国際租税法
[ 使用するテキスト及び入手方法 ]
水野忠恒著「租税法」第3版(2007、有斐閣)を持参してください。
テーマごとの教材は、そのつど、指示します。
[ ゼミナールの概要及び指導方法 ]
本ゼミでは、いわば、企業法務や国際法務・国際経済活動を、租税法の前提として勉強します。つまり、租税法ならびに国際租税法の問題を取り上げるよりも、むしろ、租税法の重要性を理解するために、課税の対象とされる、M&A, 投資信託等の金融商品、知的財産権の証券化など、基本的な取引や仕組みを検討することを中心においています。実際には、事例をとりあげることが多いようです。受講者は、ときとして、ばらばらなテーマと誤解しがちですが、どのテーマも、租税法の体系に含まれている制度なのです。そのために、羅針盤として、拙著「租税法」を基本教材としています。
このゼミでは、いつのまにか学生が自主的に運営するゼミといわれるようになりました。報告者のみが目立つゼミとならないように、学生が自由に議論できる環境づくりが、指導教授の責任と思っています。そのため、3年生のはじめの数ヶ月のうちにコミュニケーションができるように力を入れていますが、夏ごろには、テーマの選定から、報告の仕方まで、学生が自主的に決められるようになります。何よりも、卒業するときには、このゼミに入ってよかったと、思い出に残してもらいたいと思っています。
[ 選考の方法 ]
選考は、面接によります。報告者のみが目立つゼミで面白くないという学生には向かないゼミです。どうしたら、積極的なゼミになりうるのか、一生懸命、ゼミのために努力する学生を最優先します。ひとみしりやおとなしい性格であることは問いません。おみこしにぶら下がる学生は、極力、排除します。
[ ゼミナールの選択に参考になるような主要な著書・論文 ]
伊藤元重「ゼミナール国際経済入門」(日本経済社)、ただし、経済学の知識の有無は問いません。
*大学ホームページより転載
オープンゼミを開催しました!
1月11日(五限)にオープンゼミを開催しました。
来てくれた二年生、どうもありがとうございました。
当日は、M&Aをテーマに、キリンとメルシャンの合併、プロキシーファイト、東芝セラミックスのMBOなどを扱いました。
3年生・4年生ともにたくさんの発言をして、とてもにぎやかなゼミでした。
普段のゼミの雰囲気を感じていただけたのでは、と思います。
当日の様子
普段のゼミの様子などは、PHOTOのチェックをお願いします。
水野先生紹介
役職 |
教授 |
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略歴 |
1951年 東京生まれ1975年 東京大学法学部卒業同助手を経て、1978年 東北大学法学部助教授1994年 同教授1996年 早稲田大学法学部教授1995年 東京大学博士(法学)1997年 一橋大学法学部教授この間、1982年より1984年まで、アメリカ合衆国ハーバード・ロースクール、カリフォルニア大学ロースクール〔バークレイ〕に留学。 |
専攻分野 |
租税法 |
主要担当科目 |
租税法 |
所属学会 |
租税法学会(理事長) |
社会的活動 |
政府税制調査会特別委員(法人課税小委員長)、国税審議会委員 |
大学HPより
水野ゼミ紹介
専攻分野 |
租税法 |
---|---|
担当教官 |
水野忠恒 教授 |
人数 |
三年11人[男7女4]、 四年12人[男5女7] |
開講時間 |
三年木曜5限 四年木曜4限 |
コンパ・アフター |
コンパは月1回程度、アフターは毎回(自由参加) |
来年度のゼミについては教務課の資料でご確認ください
・どんなゼミ?
基本的には、各学年がそれぞれゼミの進め方を決定します。
参考までに現在の4年生は、最初の3ヶ月は教科書の輪読を行い、その後はグループに分かれ、
それぞれが興味を持ったことについて発表し、討論しました。
テーマは、M&A・不動産投資信託・デリバティブなど様々です。
「租税法」のゼミではありますが、こてこての租税法を勉強するゼミではありません。
・どんな雰囲気?
学年によって様々なカラーがあると思いますが、先生が積極的にアフターに誘ってくださったり、飲み会にも参加されるので、ゼミ生同士の仲は学内随一といってもいいくらいです。
ゼミ合宿はもとより、富士山に登ったりドライブに行ったりする人もいるようです。
水野先生はゼミテンの親睦を深め、いいゼミの雰囲気がつくれるよう気を遣ってくださるので、楽しいゼミ生活が送れるでしょう。
・オープンゼミは?
2007年1月11日(木曜日)5限に行いました。
合同説明会などにも参加しますので、教務課の掲示板のチェックをお願いします。
・ゼミのイベントは?
どれも参加は強制ではありませんが、ソフトボール大会(学内)、ゼミ合宿(夏)二泊三日、OBOG会(11月頃?)などがあります。ゼミテン企画のイベントはその都度行っています。
水野先生の著作
所得税の制度と理論―「租税法と私法」論の再検討 有斐閣
国際課税の理論と課題 税務経理協会
租税判例百選 有斐閣
租税法(法律学大系) 有斐閣
など多数(amazonで検索)