一橋大学管弦楽団

100周年特設ページ

100周年特別企画

【100周年記念特別企画、始動!】

 一橋大学管弦楽団は2019年で創立100周年を迎えます!これを記念して、特別企画という形で団員の声を皆様にお届けしていきます!
主に12月の定期演奏会で演奏する、100周年記念委嘱作品やマーラーの交響曲第2番について、様々な団員がそれぞれの角度から思いを発信していきます!
今後の展開に乞うご期待ください!


【Vol.3】マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」にかける想い

 100周年記念特別企画第2弾です!100年の歴史の中でも屈指の大曲である、マーラー交響曲第2番。この曲への熱い想いを、様々なパートの人に語ってもらいます!!
 今回はヴィオラ、ファゴット、トランペットの3パートです!それではどうぞ!

① ヴィオラ Mさん
・マーラー2番の編成はどうなっていますか?
⇒今回は7.5プルト(15人)で臨みます!

・マーラー2番の大変なところ、難しいところはどんなところですか?
⇒トレモロ(同じ音を連続して小刻みに鳴らす奏法)が頻出すること。切実に右腕のスペアが欲しい…。あと、ヴィオラにしては高めの音域が平気で出てくることですね😇お陰様でト音記号を読む速度が上がった気がします。笑

・マーラー2番のカッコイイところを教えてください!?
⇒何箇所かあるのですが、重い曲想から急に転調して天上の音楽みたいになる瞬間、大好きです!✨是非会場で探してみてください!!

・マーラー2番を一言で表すと!?
⇒宇宙の神秘

・マーラー2番は好きですか?
⇒Natürlich(もちろん)!!!

・その他、自由に思いをどうぞ!
⇒今回のコメントはマーラーについてということでしたが、実は齋藤先生の前奏曲にもビオラの聴かせどころがあるのです…!!こちらもお楽しみに😌

☆宇宙の神秘とはいかに!?ヴィオラパートの聴かせどころ、前奏曲もマーラー2番もお見逃しなく!!

② ファゴット U君
マーラーって、結構ファゴットを優遇してくれる数少ない作曲家なんです。(よく並び称されるブルックナーには見習って欲しいです)

でも、マラ2ではあんまり目立ちません…毎年やってるマラ9にはあんなに素敵なソロがたくさんあるのに…って最初の頃思ってました。割とチェロバスと一緒だし、それ以外だと他の木管とのハモリだし…

ただ一度とてつまらないとは感じたことはありません。

まぁファゴットをやっていると裏方が多いので耐性があるってのもあるのかもしれませんが、なにより、よく考えられてるなという感じがするんです。

たとえ他の楽器と一緒のフレーズでも、なるほど、こういう音色の重ね方があるんだと思うところがあるし、音源とか聞いていても、確かに効果のあがる使い方をしています。

完全な主観ですが、ファゴットの使い方がうまい作曲家は、オーケストレーション自体うまいです。ファゴットって、音量が出るわけでもない、かと言ってダブルリード楽器なので音色には特色がある、なおかつ低音と作曲家にとって少し扱いづらい楽器だと思います。(最高に素敵な楽器ですけどね!)

だからこそ、それを巧みにまとめ上げる人はとても腕のある作曲家とみていいと思います。その点、マーラーはやはりオーケストレーションに長けた人物です。

木管だけで練習していても、セクションとして「鳴る」感覚があります。去年、リヒャルトシュトラウスをやった時も同じような感想をもちましたが、それ以上に濃厚でかつ繊細なサウンドがします。

その音の大銀河の中の、一つの星として輝けるだけでもとても幸せです。決して目立たないかもしれないけど、とてもやりがいがあります。

さて、「復活」というあだ名がこの曲についていますが、この名でこの曲を呼ぶのはあまりよくないと思います。もちろん重要な要素であるんだけど、本質ではない気がします。

まぁ語ると長くなるので続きは曲紹介にて!

☆独特なワードチョイスの中から、「想い」が見え隠れしていますね!ファゴットパートの”音の大銀河の中の、一つの星”としての輝きを、ぜひホールでご覧あれ!

③ トランペット Hさん
・マーラー2番の編成はどうなっていますか??
⇒本乗り6人(+アシスト1人) 、バンダ(舞台外)4人です!

・マーラー2番の大変なところ、難しいと感じるところはどんなところですか?
⇒フォルテで吹いたあとのピアノはやはり難しい…。

・マーラー2番のカッコイイところは?
⇒ぜんぶかっこいい!けど、特に5楽章✨

・マーラー2番を一言で表すと??(「復活」以外でお願いします!)
⇒エベレスト!!!⛰

・その他、自由に思いをどうぞ!
⇒ほんとうに大変な曲ですが、とにかくかっこいい!😂トランペットパート11人で吹き切りたいと思います!

☆トランペットは数あるパートの中でも最も見どころが多く、カッコいいパートなのですが、その分だけ大変なところもあるようですね…、、5楽章でバンダの奏者とともに最大の感動を導いてくれますので、ご期待ください!

パートトップインタビュー第1回でした。いかがだったでしょうか??
あと1ヶ月、100周年記念定期演奏会にまつわる様々な情報を発信していきますので見逃し厳禁です!乞うご期待ください!

一橋オケの、100周年

一橋大学管弦楽団は、2019年に創立100周年を迎えました。 本年はこれを記念し、マーラーによる大作、交響曲第2番「復活」を12月の定期演奏会にて演奏いたします。また、一橋オケにゆかりのあるオーケストラとともに「国立マーラー音楽祭」を合同開催し、このアニバーサリーイヤーを祝います。 一橋オケは1919年に一橋トリオ倶楽部として設立されました。以降、関東大震災や太平洋戦争をはじめとする幾多の困難を乗り越え、現在では常時120名程度の団員を擁する大規模なオーケストラへと発展しました。 100年の歴史と伝統を受け継ぐとともに、次の100年への新たな一歩を踏み出す節目となる今年の一橋オケに是非ご期待ください。

一橋大学管弦楽団創立100周年記念第67回定期演奏会

2019.12.13 (金) 18:00開場 19:00開演
東京芸術劇場 コンサートホール

齊藤栄一前奏曲
グスタフ・マーラー交響曲第2番「復活」
       
指揮:田中一嘉


後援:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
協力:ボランティアチーム・如水コンサート企画

チケット

演奏会情報をご覧ください。       

お問い合わせ

一橋大学管弦楽団広報係          

メール:info.hit.concert@gmail.com

国立マーラ―音楽祭

国立を活動拠点とする私たち一橋大学管弦楽団には、毎年年末年始にマーラーの交響曲第9番を有志で演奏するという類稀なる文化があります。このような学生生活を過ごす団員、およびOB・OGはマーラーを愛してやみません。“国立マーラー音楽祭”は、一橋オケ創立100周年という記念すべき年を、マーラーを愛する一橋オケゆかりの団体、国立マーラー学友協会、水星交響楽団そしてオーケストラ イストリアと共に盛り上げたい、そんな想いから生まれた企画です。マーラーづくしの1年を皆さまと楽しめれば幸いです。