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スダジイ | 画像をクリックすると拡大します |
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スダジイは照葉樹林を代表する樹木で、特に関東に多く、公園や神社には、よく大木がある。西キャンパスにも本館の西側から丸便へ、4本のスダジイが夏の日差しを一杯に受けている。樹冠は丸みがあり、球状である。樹木は幹周り3メートルを越え、樹高は15メートルほどで、枝葉を広く展開している。 一般には「シイ」「シイノキ」と呼ぶが、関東ではこのスダジイを、関西ではツブラジイ(コジイ)指していることが多いようだ。 葉は厚く小型。互生。上部に鋸歯(ぎざぎざ)があったり、なかったりする。先は尾状に尖る。葉裏が金色で、強い光を受けると、きらきらと輝くのが特徴で識別しやすい。 花は5−6月に咲き、秋にはドングリができる。小さなシイの実で、小さいのに熟するまで2年かかる。皮は3つに裂け種子が顔を出す。生で食べてほのかに甘味があり、炒れば香ばしくておいしい。ビールのつまみにはもってこいだ。 夏には格好の緑陰を提供しているスダジイ。大学の緑地基本計画では「注目すべき大径木」の一つに指定されている。長年の貢献を多として、表彰したい樹木たちである。 佐藤征男(記) |
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