それは2月29日のことでした。昨夜から降り続いた雪は午前中まで降り続きました。翌日の3月1日の朝、施設課の坪谷さんが西キャンパスを巡回すると、雪景色の中、梅の老木の幹が上から裂けて、枝が雪面に倒れかけているのに気がつきました。
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枝が裂け落ちた白梅 |
無残な姿の白梅 |
急いで業者を呼び、修復の処置を施しました。倒れた枝を6本の支柱で支え、二つに裂けた幹を合わせて結わきつけ、布で巻いて元の姿に一応戻しました。これから開花ということで、たくさんの花芽をつけていました。果たして開花してくれるのか。
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修復処置をされた白梅 |
それぞれの心配をよそに、今年も立派にその白梅は花を咲かせてくれました。支柱に囲まれて雰囲気は少し変わりましたが、違和感はありません。関係者もほっと胸をなでおろしました。
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満開の白梅 |
蘇った白梅(おそらく白加賀だと思います)は西キャンパスの中で屈曲した枝振りがよく、早春に多くの白い花を咲かせてきました。時計台に兼松講堂によくマッチし、早春のキャンパス風景では重要な存在です。もし、西キャンパスにこの白梅が姿を消したら、写真のようなキャンパス風景は二度と見られなくなったでしょう。迅速に対応した施設課の方々に感謝です。
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時計台と白梅 |
時計台と兼松講堂 |
東キャンパスの紅梅は健在です。丸池の紅梅(八重寒紅)は今年もキャンパスに彩を添えてくれています。梅のありがたみを感じる早春の風景です。
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東本館と紅梅 |
八重寒紅 |
佐藤征男(記)
写真:施設課 坪谷英樹 |