効きが悪い、ゆるい
ブレーキを動かすワイヤーの張りが弱い場合と、タイヤに直接触れるブレーキシューが消耗している場合があります。
また、ハンドルから本体にいたるまで、正しくワイヤーが装着されていない場合、ブレーキが全く動作しなかったり、逆に重すぎたりします。

A.ワイヤーの調整
1.ハンドルの根元にあるアジャスターを回します。[画像]
2.緩める(Aの方向)とブレーキの効きは固くなります。
3.締める(Bの方向)と効きがゆるくなります
4.↑の方法は応急措置です。限界がきたら[画像]、ブレーキ本体に固定してる方[画像]でワイヤーを詰めます。
5. ブレーキシュー(ゴム部分)は使っているうちに磨り減って緩くなっていくので[画像]定期的に詰める必要があります。磨り減りすぎてどうしようもなくなったら、シューを交換する必要があります。

B.ブレーキシューの交換
1.矢印で示したシューの固定ねじを緩めて外します。[画像]
2.[画像]ブレーキシューをつける順番です。
3.シューがタイヤに当たってはいけません。[画像]
4.リム(金属部)にあたるように位置を整えます。[画像]
5.仮止めを何度か繰り返し、レバーを引きながらちょうど良い位置を探しましょう。
6.ブレーキがキーッと音を立てる場合はこちら

C.正しいワイヤーの取り回し
1.レバー部分の装着部[画像]
2.本体部分の例[画像]
3.ブレーキ装着部[画像]


レバーの動きが悪い
ブレーキレバーからブレーキ本体までの経路(ワイヤー)部分で油が切れていると思われます。
ブレーキレバーが重かったり、引いたブレーキレバーの戻りが遅い症状が現れます。
必要なもの:スプレーオイル(部室)

A.レバー部分の油切れ
1.付け根・支点部分[画像]に油を差します。
2.何度かレバーをにぎにぎします。

B.ワイヤー部分の油切れ
1.それでも改善されない場合、ワイヤーの内部で摩擦が発生しているので、油をそっとそそいで上げましょう。[画像1][画像2]
2.ワイヤーとはアウター(ビニール膜:血管)、インナー(針金:血)で構成され、レバーで内側のインナーだけを引っ張るという仕組です。アウターとインナーの摩擦を取るために注油します。
3.油がついてはいけない部分があります。タイヤ、ブレーキシュー、リムは厳禁です。タオルで飛散を防ぎましょう。


擦っている

握ってもないのにブレーキがホイールに当たっているのを擦っているといいます。カスれるような音がする程度からタイヤが全然回らないものまで様々です。

A.タイヤが正しくはまっているか確認する
1.輪行後はタイヤをはめ直すことで解決する場合が多いです。
2.擦っていないほうに数ミリずらしたままタイヤを固定します。

B.ワイヤーの張りを適正にする
1.張りすぎだと左右両方のシューが擦ってしまっています。
2.張りの調整の仕方はこちら

C.左右の間隔を調整する
1.ブレーキとタイヤ(リム)との間隔はブレーキの左右のバネのバランスで保たれています、。
2..ホイールを空転させて、Aの方が当たっているほうだったらA側の+ネジを締め、B 側のネジを緩めます[画像]要するにぶつかっているほうのネジを締めてください。
3.それでも上手くいかない場合は、ブレーキワイヤーの張りを再び緩めましょう。
4.タイヤが左右にぐらついてうまくいかない場合はこちら


キーッと鳴る
トーインの調整が上手くいっていません。真上から見て進行方向に対して八の字になるようにします。[画像]後ろ側に厚紙等を挟んだまま固定すると上手くいきます。雨の日は鳴りやすいです。