■現在位置:トップページトピックス&リリース
クラス・同好会だより
←前へ 海外だよりINDEX 次へ→
酷寒のポーランドで展示会を行って
Xクラス、吉永ゼミ
野間春海


さて、東京でも積もった雪が解けなかったりして今年は厳しい冬のようですが、こちらポーランドも今冬は例年になく寒さが厳しく11月からの雪が積もったままです。

小生にとりましては初めての冬になるため、むしろ良い経験になるかなと雪景色を見て結構楽しんでいます。

先週は中部のウッジというところで製品説明会を行いましたが、気温は零下25度、連日の雪で道路事情も悪く、お客さんも当初100人近く予定していましたが、途中車で立ち往生したりで実際に来れた人は70人と激減しました。翌朝帰る時もディーゼルの車が9台もエンジン・スタートできず、カー・サービスを呼ぶなどおおわらわでした。この国ではやはり車にもウォッカが必要なのでしょうか!?

小生もウッジまでの道中は難儀しました。いつもなら4時間で行けるところを雪のため6時間近くかかってしまいました。視界が悪いのにウィンドーウォッシャーはパイプが凍ってしまい役に立たないし、車の側面のガラスも内側に氷が張ってしまい横も見えないし、全くあの寒さは尋常ではありませんでした。零下25度がどんなに寒いか言いますと、例えば給油のためガソリンスタンドで数分立っているとスノーブーツを履いていても足の先があっという間に凍るようになってしまうほどなのです。

同じ日にポーランドの東南部ジェショフというところは零下35度と報道されていました。正に酷寒の地。

でも説明会の後に催したパーティーでは朝の3時まで飲んだり、踊ったりでいまだに元気が残っている自分に感心したほど。

また、今週初めはワルシャワに行っていましたが、やはり同じように零下20何度だったので寒くて外を歩く気にはなれず近くの日本食
レストランに行くのも車を使ったほどでした。

今は自宅のフラットに戻っており、今朝出勤のときは暖かいなと思ったところ、実は外気温は零下10度。それで暖かいと感じるとは人間というのは何と適応力のあることかと改めて感じ入った次第です。

皆さんどうか風邪など引かないようお気をつけ下さい。


(了)
© 2008 S43
如水会昭和43年会 一橋大学ホームページ 如水会ホームページ