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初冬の輝き

 

11月下旬、キャンパスの紅葉は鮮やかさを増していきます。イチョウは黄葉一色となります。カエデのなかまの紅葉が晩秋を彩ります。キャンパスの紅葉の魅力は大学の建物とのマッチングです。キャンパスの晩秋の輝きが心に焼きついていきます。

西キャンパス講義棟周辺 オオモミジの紅葉

西キャンパスの講義棟の裏(南側)は特に紅葉の彩が豊かです。イチョウの黄葉、イロハモミジの錦繍、オオモミジの真紅が晩秋の風景を鮮やかに彩ります。

冬に目を楽しめる「冬紅葉」かね 丸便横の紅葉の銘木

西キャンパスの紅葉は年を越しても葉は紅いままで、「冬紅葉」として、初冬の長い期間、私たちの目を楽しませてくれます。丸便横の渡り廊下前のイロハモミジはかなりの古木です。この「モミジ」は樹形が美しく、長い期間、「燃え」続けます。初冬の立役者です。

カンツバキ 上田貞次郎先生の銅像

初冬の立役者はほかにもいます。カンツバキです。西キャンパスの中央の庭園ゾーンではカンツバキの大木が花をたくさん咲かせています。標識には「大正六年」とありますからかなりの古樹でもあります。

 ひょうたん池の南西にある上田貞次郎先生の銅像はこの季節、一際華やかです。背景にカンツバキの花々が、基部には美しいドウダンツツジの紅葉が囲みます。

矢野二郎像の立つ庭園 兼松講堂の東側

矢野二郎像の立つ庭園を紅葉したドウダンツツジが深まる秋の風情を演出しています。
イチョウの落葉の絨毯が敷かれ、寒さが日々増す暮れから新年に向けて、冬紅葉が燃え続けています。

なほ燃ゆる色を尽くして冬紅葉    稲畑汀子

佐藤征男(記)
写真:施設課 坪谷英樹・植樹会 佐藤征男

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