一橋祭に参加して想うこと
理事 沼尻 晃輔(社3)
講義を終えた昼休み、キャンパスのベンチに腰掛けていると、よくお母さんや保母さんが小さい子どもを遊ばせているのを目にし、温かな気持ちになるものです。
一橋大学は地域に開かれた大学です。
国立市の中でもとても広大で美しい森林と荘厳な校舎が、学生や教職員でない人々をも引き付けています。
大学の中でのんびりスケッチをしている人もいれば、緑に囲まれて元気よく駆け回っている子どももいるのです。
私は、こんなにものんびりとした時間が流れる大学を尊く思います。
また、この平和な光景を未来永劫残していきたいと強く思います。
一橋植樹会として一橋祭に参加したことを通して、私は以上のような「思い」を再認識しました。
今回様々な企画を実施した中で最も盛況だったのは「森のクラフト」です。
子どもたちだけでなく親御さんまでも夢中になってどんぐりや木の葉からおもちゃを作っていました。
子どもたちの真剣な眼差しに魅せられた私も、思わず本業を忘れておもちゃ作りに参加してしまいました。
また、忘れてはならない大きな収穫は、各種展示パネルの成功です。
これといって企画を行っていない時間、来場者の方々はゆっくりと展示パネルを眺めることができます。
キャンパスで見かけることの出来る美しい植物の写真に感嘆の声を上げてくださる方もいました。
植樹会の作業を中心の活動内容を理解して励ましの声をくださる方もいました。
反省すべき箇所は多々ありますが、今回の一橋祭参加は新たな一歩を踏み出したという意味でも大変意義深いものであったと思います。
卒業生・学生・教職員の三位一体で活動しつつも、一橋植樹会はキャンパスを美しく保つ活動を通じて、国立という「地域社会」にも貢献しているのだということを実感することができました。
来場して下さった方々と、一緒に準備・運営してくださった方々に深く感謝しています。 |