一橋植樹会第35回総会の報告
日時:平成20年4月20日(日)午前11時より
場所:一橋大学 佐野書院
柔らかな緑を臨む会議室を会場として、進行役の谷副会長、議長加納会長の下で開会宣言、参加会員95名の過半数の賛成で議決される旨先ず確認された。
第1号議案:平成19年度事業報告並びに決算報告
前総会で発表した基本方針に沿って活動、下記の通り総じて計画が達成されたことは喜ばしい。
- ボランティア作業は合計13回と年度別回数で最高実績、参加者数も延べ912名と対前年比約20%増。 KODAIRA祭、一橋祭の為のキャンパス美化作業を学生参加中心で各1回やったこともあるが、学生の参加が対前年比73%もの激増は特筆もの。月例作業のマンネリ化を防ぐ意味から、前年同様、自然薯掘り、寒ブリ大会を開催し、さらに竹垣設置教室も実行した。
- 一橋祭にもブースを確保して初参加。各種展示、環境問題DVD放映、ガーデニング相談、キャンパス内の材料利用によるクラフト作りと多彩な企画で成功を収めた。
- 会員増加と財政基盤強化に付いては組織OB班、組織教職員班の活躍により会員総数791名と目標の700名を超える結果を得た。
- 昨年に続き植樹会寄贈として西キャンパス西南の角にサトザクラとウバメガシの植樹を行った。同様に昨年に続いて第2回の学生の卒業記念植樹(東キャンパス東キャフェテリア前)を支援した。
- HP,如水会報等を使った積極的な広報活動展開した。
- 初めてキャンパス外活動を行った。
- 決算は収入:4,689千円(予算:4,350千円)、支出:4,515千円(予算:4,337千円)、次期繰越金:1,033千円。
当該に決算に関して、小塚埜武寿監事より監査結果の報告があった。
- 浄財としての会費の使途を精査したが、最大の関心事である飲食費もそそとした内容で問題なし。
- 如水会からの支援が年度を追って漸減傾向にあり、将来はゼロになる可能性も排除できない。会費upと底辺増の拡充の必要性を感じる。
- 決算期を3月から12月に変更して貰えると監査も余裕を持って臨めるので、総会を3月末にする事はできないか?
以上に基づき本決算は満場一致で承認を得た。
尚、決算期の件に付いては昨年に続いての提起であったが、今後の検討課題としたいとして了承を得た。
第2号議案:平成20年度事業計画並びに予算
前年度方針を踏襲しつつも下記項目に重点的に取組みたい。
- ボランティア作業では(@)各運動部との共同作業の増加、(A)キャンパス外作業実施、(B)国立キャンパス緑地基本計画の達成度検証と計画修正の有無検討
- 学生会員活動強化に努めると共に、学生との地道な共同作業を通じてリピーター増を図りつつ併せてリーダー役の育成等質的充実も図る。 植樹会専用部室確保する事はこれ等の狙いの下支えとなる。
- 会員組織拡大と財政基盤強化の面では会員1,000名、会費収入3、000千円を目標に活動する。
- 従来キャンパス内に絞って活動してきたが、高まる地球温暖化問題、環境問題への意識に合わせ当会の活動のフロンティアも外部にまで拡大すること検討したく、手始めに地道に実力相応の外部研修、外部奉仕などの機会を探りたい。 この支援策として従来からの7班構成の組織の一部改編を行う事で活性化を図り、実効を上げたい
- 平成20年度予算は収入:4,640千円、支出:4,610千円、次期繰越:1,063千円を見込む。
本決算も満場一致で承認を得た。
第3号議案:定款の一部変更
主な狙いは、本会の活動を今後地球環境保全、環境問題解決への対応といったより広い視点からのものにして行くべく、具体的には今年度事業計画に組み込んだ当会活動のフロンティアを外部に広げる構想を下支えする。 副次的な要素としては、(@)会員に終身会員制度(如水会は既に導入済み)の導入、(A)誤字脱字当の修正、及び実情に即して表現をより簡潔にする事が在る。
第4号議案:役員改選
新役員に籏野友夫(昭38経)、西村周一(昭42経)、鐘江健一郎(昭44法)、塚越義行(事務局長)嶋村恵(商3)、豊田博之(商3)、平林孝太(商3)の選任、又、幡谷勉、高原正靖、兼井博章、坂本裕子五氏の退任
3号、4号議案共満場一致で承認された。
最後に在学中植樹会活動に大いなる貢献をされ、今年卒業を迎えられた学生理事、坂本裕子さん、兼井博章さんに当会から表彰状と記念品が贈呈された。
両君の社会に出てからの活躍を祈ると共に、今後はOB会員として国立に戻り汗を流されんことを期待したい。
以上で総会は終了、ご出席頂いた杉山学長、塚越事務局長(2度目の赴任)よりそれぞれご挨拶を頂いた後、伊藤施設課長代理によるパワーポイントを利用した当会の歴史、方針、活動状況報告が非常に印象的であった。
場所をホールに移しての懇談会では福嶋顧問、米山教授、平林学生理事からのスピーチを頂いた後、最長老の奥村一郎氏(昭21学)の発声で開宴。 後刻参加して呉れた学生諸君の存在もあり会場は溢れんばかりの盛況となった。
大泉 潤 昭35商 記
|