ラグビー場を清掃しての感想
男子ラクロス部主将
藤田 文登
今回、私達男子ラクロス部も練習場所として使わせて頂いているラグビー場の大規模な清掃作業が行われました。
3月の完成からひと夏を経たラグビー場の周辺は雑草があちらこちらに生え、メインである人工芝の鮮やかなグリーンとは似つかわしくない状態となっていたのを見かねたラグビー部OBの方が、ラグビー場を練習場所としている3団体(ラグビー部・男子ラクロス部・女子ラクロス部)に呼び掛けて下さり、加えて植樹会・施設課の方々のご協力を得てこのような大規模な作業の実施に至りました。
私達男子ラクロス部は、倉庫などが置いてある東側のサブグランドを中心に活動しました。ここは特に雑草の多いエリアで、倉庫の場所や駐輪場所などの一部を除けば背丈よりも高い草が生い茂り、アップや自主練習に打って付けの有効なスペースが台無しといった状況でした。 その雑草の膨大さに加え、朝から雨がぱらつき、作業開始前は部員一同は戸惑いを隠せない様子でしたが、一度作業が始まるや雨など全く気にならず、どんどんとグランドが綺麗になっていくのを楽しむかのように皆集中して作業に取り組んでいました。
私は回転式の芝刈機を担当し、最初はエンジンのかけ方も分からない素人でしたが、植樹会や施設課の芝刈機のベテランの方々に丁寧にご指導をいただき、最終的にはかなり上達したと思います。 特に印象的だったのは、とても茎が太く、背の高い雑草(?とは言えないレベル)を次々に刈り取ったことです。 初めは仲々茎を切れないことに対してムキになり、力任せに茎にワイヤーを押し付けていたら、取り替えたばかりのワイヤーがすぐに駄目になってしまい、雑草の方も全く刈り取れないといった具合でした。 然し、色々と試行錯誤をした結果(その間に何本かのワイヤーを犠牲にしてしまいました…)、常にゆっくりと動かしながら、そして背の高い草は上からちょっとずつ刈っていくことで、効率よく・キレイに巨大雑草を退治することができました。何事も地道に進めていくことが一番なのだなと実感する結果となりました。
悪戦苦闘を続けること4時間以上、皆それぞれが何かしら工夫しながら目の前の雑草に立ち向かい、見事、綺麗なサブグランドを取り戻すことができました。 飲まず食わずの活動は確かに大変でしたが、草むしりという一見地味な作業の中にも多くの発見があり、各々がそれを楽しみに変えて取り組むことができました。 又、普段活動を行っている場所を初めて自分達の手で綺麗にしたことで、今まで以上にグランドへの愛着が湧いてきました。 そして何よりも、これまで私達の知らない所で、ラグビー場を整備して下さっていた方々への深い感謝の気持ちが起こりました。この気持ちを忘れることなく、今後もラグビー場を大切に使っていきたいと強く思います。
最後に、このような大規模な作業を計画して下さったラグビー部の方々や、ご協力してくださった植樹会、施設課の方々に深く感謝致します。
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