植樹会活動を卒業して
嶋村 恵(平22年商)
私が植樹会に初めて参加したのは大学1年。KODAIRA祭実行委員の一員として先輩に誘われ、なんとなく参加したのを覚えています。そんなきっかけから卒業するまで4年間植樹会活動に参加させていただきました。この度、植樹会総会にて学生表彰をしていただいたのを期に植樹会活動を振り返ってみたいと思います。
植樹会に参加することで私は多くの経験をしました。今まで握ったことのない鎌を握って草刈りをしたり、自然薯を掘ったり、植樹をしたり、クラフト製作をしたり…。作業に参加することでキャンパスでも行ったことがない場所や、存在すら知らなかった池を見つけたりもしました。今まで環境を意識したことのなかった私が多少なりともキャンパスの自然へと眼を向け、汗をかきながらも自分達の活動によってキャンパスがきれいになっていくのが楽しみになっていったことは大きな変化であったと思います。
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昨秋の一橋祭「クラフト教室で子供に教える姿 |
また、植樹会活動を通じて多くの人とも出会いました。同じ学生との出会いはもちろんですが、植樹会の活動を通じ多くの職員の方々や卒業生の方々と出会うことができました。特に卒業生の方々は人生経験が豊富な方が多く、多くのお話を聞かせていただくことができました。植樹会の話だけでなく就職活動の相談にのってくださったり、簿記の話をした際はわざわざご自分の経験を手紙にして渡してくださったりした先輩もいらっしゃいました。
初めは何気なく始めた植樹会活動でしたが、あのとき参加してみて本当によかったです。勤務地が東京からは離れておりますが、今回の表彰を励みに社会人としてもまた植樹会の活動に参加していきたいと思います。
また、依然として学生の参加は少なくはありますが、これからも一橋植樹会を通じて多くの経験をし、なにかを得ることができる学生が増えることを祈っています。
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