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国際基督教大学(ICU)キャンパス見学レポート

大川 宏明 (昭47経)

 11月29日(月)好天の中、国際基督教大学(ICU)キャンパス見学のため、JR中央線武蔵境駅南口に12時30分、教職員3名、OB16名そして学生1名の総勢20名が集合し、バスでICUに向かいました。

天気が良く先方との約束の時刻まで時間も十分あったのでキャンパス手前のバス停で降り、徒歩で桜並木を歩こうとしたら、大勢だったので入り口の守衛さんに制止されるハプニングがありました。

 13時30分にアラムナイハウス(ICUのOBの施設)の前で、「ICU森の番人(OBのボランティア組織)」の松宮さん、大学の上遠先生、「やんもり(学生のボランティア組織)」の鈴木さんに迎えていただき、更にICUの鈴木学長(昭和43年卒業の一橋OB)も駆け付けて下さり挨拶を賜りました

施設前集合 見学に向かう

 上遠先生のご案内で、イチョウやモミジと紅葉と緑豊かな広大なキャンパスを回りました。

 先ず広大なキャンパスに圧倒されました。かつてはICUのゴルフ場まであったそうですが、現在でも一橋大学キャンパス西と東を合わせた面積の2倍はあります。それだけでなく動植物の宝庫になっていることはすばらしいと思いました。大学の上遠先生の説明によると、都心から皇居、新宿御苑そしてICUキャンパスが緑の宝庫になっており、渡り鳥の中継地にもなっているそうです。そして、他の大学の研究場所としても活用されています。絶滅種に指定された植物やアナグマやハクビシン等の動物も存在します。

 元は中島飛行機の工場と研究施設があったこの地は、戦後ICUが購入するまでほとんどが木の生えていない更地だったそうです。これを緑豊かなキャンパスにしてきた努力は大変だったと思います。見学してみますと、緑の中に建物が点在するだけでなく、自然のままに広い土地が武蔵野の林として存在していました。また、中島飛行機時代に木造施設を集め整備された「泰山荘」やその先の国分寺崖線の断崖にある池や杉林などもあり、驚きました。

泰山荘入り口 建物内での説明

 アラムナイハウスに戻ったところで大学管理部職員の方、上遠先生、「やんもり」の教養学部4年の鈴木さん、「ICU森の番人」の松宮さんの順に4人の方々からそれぞれの活動内容の説明があり、その後質疑応答を行いました。

学生寮の改築など施設建設に当たり環境問題の対策が必要となったことを契機に「ICU環境宣言」を作成し、キャンパスマスタープランの策定に取り組んでいるとのことでした。建設業者と大学側が協力して、動植物の調査や樹木の調査を行い、必要な保護対策を立てているようです。

 OBや学生のキャンパスへの関わり方ですが、「ICU森の番人」は学内だけでなく隣接する野川の環境保全や市民の環境への関わりを中心に活動しているOB組織ですし、「やんもり」は学園祭でキャンパスツアーなどを行っている学生のサークルです。植樹会の活動とは少し異なっています。

 ただ、今後植樹会の活動の幅を広げることや今後の学生の植樹会活動の参考になると思います。一橋キャンパスは国立市民にとって憩いの場所ですが、環境面から市民に係わることも一つの考え方ですし、「やんもり」の鈴木君がいみじくも言ったように「この自然豊かなキャンパスを知らずに卒業するのはもったいない。」と思いますので、このことは一橋の学生にも同様に言えると考えました。

 見学等終了後、ICU近くのイタリアンレストランでICU関係者の方々と一緒に懇親会を開催し、全員が自己紹介するなど和やかな雰囲気のうちにその日の日程を締めくくりました。非常に有意義な見学でした。

懇親会の様子 懇親会での記念撮影
以上

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