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3年連続 休日特別作業に参加して

財務会計課課長代理 矢澤 昌江

3年程前に「植樹会の作業活動に参加しなくてもよいから、入会しましょう」とのお話が大学からありました。それがきっかけで、平成22年に植樹会に入会しました。間もなく、「植樹会小冊子5号」が送付され、引き続き平成22年9月に植樹会史誌「一橋植樹会の歩み」とともに、「休日特別作業のご案内」をいただきました。この休日作業は平成22年10月16日(土)に初めて実施されました。平日に行われているボランティア作業に参加できない方々に、キャンパスにお出かけいただき、作業と懇親会を通じて交流を深めることが目的ということでした。私はウィークデーの定例作業には、それまで一度も参加したことはありませんでした。虫が苦手で普段は土いじりをしない私ですが、10月中旬という良い季節なら大丈夫だろうと思い参加させていただきました。その後、平成23、24年度と、すでに3回休日特別作業に参加させていただき、3回とも晴天に恵まれました。

初めての休日作業の日は、秋晴れの絶好の作業日和で、私はススキのゾーンの雑草を刈る作業をさせていただきました。この「ススキのゾーン」には、秋の七草が植栽されています。七草のうちキキョウ、フジバカマは絶滅危惧種に指定されていて、特にここのフジバカマの群落はとても貴重なものだ、と東京農工大学の福嶋先生(植樹会顧問)から伺い、大切な草木を切ってしまわないように気をつけて作業をしました。少し緊張したことを思い出します。

秋の七草は、万葉集の山上憶良の歌からはじまり、万葉集で一番詠われている植物はハギだそうです。また、ススキのゾーンは、「秋の七草と月見の会」が催されるところと聞き、とても幻想的でロマンティックな場所という印象を受けました。作業終了後には、キャンパスツアーを楽しみました。ススキのゾーンから鶯の営巣地の小路をぬけると、野球グランド奥の桜並木「岸田ロード」があることを、この時初めて知りました。

また、当日参加した教職員とともに懇親会にも参加させていただき、多くの会員の皆様とも交流することができました。 特にこの年、仕事でいろいろお世話になった吉田裕敏先生(S41年法学部卒)にご挨拶することができました。普段、運動不足な私としては、とても充実した一日となりました。

平成22年のススキのゾーンでの作業

平成23年は、東日本大震災の影響により、オープンキャンパスが10月9日(日)に開催されることになり、休日作業はその前日の8日(土)に実施されました。その前日7日(金)には教職員及び学生で環境保持・美化の一環としてキャンパスクリーンデーが実施されたところでした。両日の作業で、訪れる学生達を迎える準備が万全に整いました。

同時に、あらためて植樹会員の皆様方の強い母校愛を感じました。この年は西生協の西側広場にて、ケヤキの根回りにツツジを植栽するお手伝いをさせていただき、植栽の楽しみを実感することができました。
平成23年ツツジ植栽作業中

キャンパスツアーでは、配付された「緑の30景」を片手に散策することが出来ました。学内の樹木の見どころが判り、改めて身近に感じるようになりました。また、懇親会ではこの「緑の30景」の中から緑の10景(G10)の投票をしたのも興味が湧く楽しい思い出です。それにしても、「緑の30景」を企画した植樹会の皆様、それを形にした小川優貴さん(平24社)の仕事ぶりに感銘しました。この「緑の30景」は一橋大学紹介の一部として全国の高等学校に配布された、と聞いております。植樹会のHPで同じものが見られるのも楽しみです。
また、平成23年11月のボランティア作業(100回記念)では、記念行事、シダレザクラの植樹、ひょうたん池方面の整備(不要木の除去など)、自然薯掘りにも参加させていただき、学内に自然薯が植えてあることを初めて知りました。その場所は口外していませんので、ご安心ください。
 
さて、今年の10月13日(土)の休日特別作業は、兼松講堂から図書館にかけての大学のシンボルというべきエリアの手入れでした。自分が刈ったツツジが大勢の人の目につくと思うと遣り甲斐を感じ、少しでも美しく刈ろうと努力したつもりです。今年のキャンパスツアーでは、記念植樹にまつわるいろいろなお話を聞くことができました。配付された記念植樹リストを拝見しますと116件もあることから長い歴史と10万坪の大学の敷地の広さをあらためて実感しました。

また、今年は一橋祭とKODAIRA祭の委員も65名ほどが参加しました。学生の多くは、日本を代表する企業での仕事を終えた先輩たちが、整備作業を恒久的に毎月続けていることを重く受け止めたと想像します。
作業中の矢澤さん 綺麗になった中央庭園

その他、昨年と今年は、総会にも出席させていただき、植樹会の活動が「国立キャンパス緑地計画」に基づくものだということ、また、ボランティア作業、学生との連携、組織強化活動、キャンパス外活動、広報活動、新しい取り組みとして寄附講義「緑の科学」の開設等、全学的なとても幅広い活動であることを知りました。
 私が休日作業に参加してみようと思ったのは、ご案内に書いてある「会員であると否とを問わず、どなたでもこの機会に植樹会の作業を体験してください」というフレーズにひかれたからです。植樹会の作業に参加してからは、定例作業をしてくださっている皆様の姿にも気付くようになり、植樹会の活動への理解も深まったと自負しております。今後もできるだけ休日作業には参加し、軽作業に快い汗を流しながら、楽しい交流のひと時を持てたらと考えております。また、いつも交流会の準備等をしてくださる岸田令夫人をはじめとする奥様方、改めて御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

以上

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