国立キャンパス散策
萩原俊二 (昭35経)
馬東会諸兄
11月30日(金)の国立キャンパス散策について報告します。参加者は田中夫妻、近藤夫妻、小池夫妻、立川夫妻、萩原夫妻、岸田夫人、高倉夫人、直井夫人の13名でした。当日はあいにく曇りで、気温は10度位。一寸寒さを感じたが、風がなく散策には好適な気象条件でした。
12時に国立駅南口に集合。大学通りを南進し、東キャンパスを通り抜けて予約してあったギャラリーレストラン北川に向う。既に立川夫妻が到着しており、夫人がピアノの演奏で迎えてくれた。田中兄が植樹会の仲間に聞き、下見したそうで、小さいながら洒落たフランス料理のレストランであった。画家であったオーナーの父上のアトリエを改装したもので、その作品が壁に飾られていた。他の客はおらず、われわれだけが部屋の中央の長細いテーブルに陣取った。女性同士が話しやすいようにテーブルの半分に女性、反対側に男性5人が座った。夫人方は久し振りに会った人も多く、食事をしながら近況を話し合い盛り上がっていた。男性陣は馬東会で顔を合わせているので、その後のゴルフの状況などが話題になった。12時半頃から1時間ほどで食事が終わり、キャンパスの散策に移った。
平日なのでキャンパス内は学生が行き来して賑わっていた。付近の人も敷地内へ自由に出入りしており、公園を散歩するような感じで訪れる人も多いようだ。
東キャンパスは以前あった大学院の建物は文化財として残っているが、マーキュリータワーをはじめ新しい建物が沢山建っていた。その外観は昔からの建物と調和しており、落ち着いた雰囲気で、皆感心していた。敷地内には多種多様な樹木があり、田中兄が解説してくれた。けやき、メタセコイヤ、銀杏、ヒマラヤ杉、松など古木や巨木が多く、紅葉や黄色、緑など色彩が豊かで曇り空にもかかわらず目を楽しませてくれた。
大学通りを横切って西キャンパスに入る。立川兄のカメラでNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」の舞台になった時計台のある図書館をバックに全員の集合写真をとる(この写真は既に立川兄よりメールで送信された)。田中兄が中心になってこの10年間やってきた植樹会の活動の成果によりキャンパス内の植栽はきれいに整備されていた。岸田夫人は毎回植樹会に出席して活動をサポートしているが、彼女によると以前はブッシュや雑草でとても中に入れなかった所が多かったそうだ。瓢箪池をまわり、陸上競技用のグランドを過ぎると野球のグランドがあった。ここで卒業後しばらくたった頃ゼミの皆で集まってソフトボ−ルをしたことが思い出される。近藤夫人も紅一点で参加し、たしかキャッチャーをやっていたと記憶するが、彼女によるとその日は大変暑かったそうだ。外部の道路との境界の土手沿いのブッシュが刈り込まれて風情のある道になっていた。植樹会の会長だった岸田兄を偲んで整備されたもので「岸田ROAD(2005年6月)」と書いた表示板が立っていた。
図書館の入り口付近に入った。内部を見ることは出来なかったが、「梅ちゃん先生」の帝都大学病院の廊下や部屋に使われたと思われる古色蒼然とした一角を垣間見た。最後に兼松講堂に向かい、中には入れなかったが、ドアーが空いたので内部を覗き込んだ。高倉兄が経済学部総代として卒業証書を受け取った姿が思い出された。
キャンパス内の散策も終わり、皆そぞろ歩きで国立駅に向う。3時半頃一応解散になったが、名残が尽きない面々は喫茶店で引き続き歓談した。
今回のイベントを企画し、周到に準備して実施に移してくれた田中兄に感謝します。
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参加者の集合写真 |
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