植樹会 作業班:新里英雄(記)
台風後の関東地方は太平洋高気圧に覆われ最高気温は32℃と真夏並の厳しい暑さです。先月に続き熱中症対策をしました。残暑厳しき中、72名の方々が参加されました。教職員の方7名、福嶋先生、OB39名、学生25名です。毎月の植樹会作業に参加する卒業40周年の記念事業を実施中の42年会よりは7名の方が汗を流しました。9月末まで夏休み中の学生は25名も参加してくれました。
今月の作業場所は「第2研究館」と「イノベ−ション研究センタ−」の間の広い空間です。毎年1〜2回作業を行なっています。管理目標は明るい空間として維持することに
あります。不要な樹木や低木を排除して明るい環境を保持し下草を刈ります。低木層を巻き込むツル植物の除去は大切な作業です。 キャンパスの中では日照も強くなく比較的涼しい場所で真夏日の作業には適しています。
ミ−ティングおよび準備体操後、現場に直行。早速作業開始です。刈込機4台もフル活動です。機械使用者は国持氏、42年会の高原、徳永、羽山氏でこのうち徳永、羽山氏は初夏に講習会を受講されて、今回が刈込機の実際使用です。チ−ムワ−クよく、間隔を空けて鎌や刈り込鋏で作業に努めます。空缶や紙類のゴミは袋に入れてゴミの収集所へと運び、下草、ツル類や小枝は場所を決めて集積しました。
涼しい場所といっても真夏日での作業、直ぐに汗があとからあとから吹き出てきます。 施設課が用意して下さった麦茶も作業中になくなってしまい、一部の方にご迷惑をおかけしました。
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作業前 |
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午後4時30分に作業と後片付を終えて景観が一変した作業場を離れ、4時45分過ぎより「ススキ草原ゾ−ン」にて反省会の開始です。まず福嶋先生より「秋の七草」の解説がありました。七草のうちの5つを見ながらの説明ですから、分かりやすく且つ記憶に残ります。九重高原のススキもすっかり根付きました。なかでも萩は丈が長くなり他を圧しています。危惧された蚊に襲われることもなく、この時刻になると暑さもさほど感じなくなりました。作業後の野外での反省会は誠に気持ちがよく、夫々が思い思いに歓談し、時を忘れました。田崎宣義教授も積極的に学生に話し掛けられ、学問的なこと人生に関することなどを率直に話されていました。学生のほうも自分の考えや思うところを述べ盛んに意見の交換を行ないました。平成8年卒の山田昌弘氏も加わり外が暗くなった後も「職集大会議室」に場所を移して続行です。学生にとって―特に入学して半年の1年生にとって−とてもよい思い出になったと思います。
単なるキャンパス美化作業に終わらず、大学教授、OBと学生がフランクに人生やキャンパスライフ等に関して率直に話し合える場を提供できるのも植樹会作業の副次的なメリットといえるのではないでしょうか。
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