植樹会 作業班 : 新里英雄(記)
第50回の記念すべき作業日は雨混じりの不安定な天候下にもかかわらず、教職員11名、福嶋顧問、OB43名、学生40名の総勢95名のご参加を頂きました。学生諸君の内27名は3月21日(金)に卒業式を控えた4年生、彼等にとってのmain eventの卒業記念植樹に続いて月例作業にも参加して呉れました。
当会第50回作業記念植樹に選ばれたのはフゲンゾウ(普賢象)3本とウバメガシ5本です。
雨のそぼ降る中、既に所定の位置に据えられた合計8本の根元に杉山学長、福嶋顧問、加納会長、田中政彦植樹会顧問、関如水会事務局長による鍬入れが行われた後、次々と参加者による鍬入れが行われ滞りなく終了しました。
フゲンゾウ(普賢象)はバラ科サクラ属の中でもサトザクラ系に属し、花は淡紅色の大輪の八重、花の形が普賢菩薩の乗ってる象に似ていることに因んで命名されました。植樹された3本のフゲンゾウは「既に大振りですから、間もなく花も見られるでしょう」との福嶋顧問のお話でした。岸田ロードでも見られるこのフゲンゾウ、これからが楽しみです。
道路のフェンス沿いに植えられたウバメガシはブナ科コナラ属の常緑小高木で、原産地は大陸。
ブナ科の中では小ぶりでよく枝分かれするので生垣にも使われ、今回も「目隠し用」としての意図もあって選ばれました。硬い材質で備長炭の原料となります。
続いては学生の卒業記念植樹に立ち合いながら巣立って行く彼等への祝福の番です。
卒業記念植樹は昨年に続き今年が第2回目とのことです。 昨年の東キャンパス東端にシャクナゲ・カルミアに対し、今年は景観樹として側を通る人々の心を楽しませるレンギョウ(3本)、シモクレン(2本)を東カフェテリア北側の広場にとなりました。
商学部4年畑末和稔氏が代表となり、置田宏和氏の協力の下実現したこの卒業記念植樹、臨席された杉山学長もご挨拶の中でこの自発的企画を高く評価されていらっしゃいました。
レンギョウは中国原産の落葉低木広葉樹で3〜4月の早春に色鮮やかな黄色の花を付け、繁殖力旺盛、公園や庭園で添景樹として植栽されます。
シモクレンも同じく中国原産の落葉低木。花は大きく濃い紫色で4〜5月に咲き芳香があります。これも景観樹で庭木としてよく利用されます。
卒業記念植樹立会いの後は場所を西キャンパス陸上競技場南東部の“ススキのゾーン”に移して本日最後の植栽を行いました。 カワラナデシコの苗50本(神奈川県産)、キキョウの苗50本(埼玉県産)を新たに植え、これで“秋の七草”の内6種がこの”ススキのゾーン“に揃いました。 以前に植えたオミナエシに勢いが見られぬので今回新たに50本の苗(山梨県産)を植えて補強して作業は終了です。
作業の後は恒例の反省会を職員集会所で。卒業記念植樹の畑末代表の音頭で乾杯、同氏より在学中の思い出や社会人になる抱負に付いての短い挨拶の後は思い思いに歓談、ひとしきり盛り上がった後5時頃散会しました。
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