作業班 川ア 勝晤(昭46経)記
関東地方南部は、2月17日夜半から雨が降り始め、一時、月例作業の開催が危ぶまれるような雨脚となりましたが、明け方には雨がやみ、植樹会の作業開始時には、風こそ強かったものの、作業に影響は及びませんでした。出席者は、教職員4名、OB37名(41年会12名を含む)、学生20名の61名となりました。2月の予定は当初、軽作業と座学でしたが、植樹会の「あり方検討会」で作成されたキャンパスの植物を中心としたキャンパスツアーの案ができあがったので、OBへのお披露目の意味も込めてツアーを実施する事になりました。従って、作業とツアーの2本立てとなりました。前半の2時から3時までの1時間を作業に当て、後半の3時から4時までの1時間を、キャンパスツアーにあてました。
前半作業
国際交流会館周辺と第二ススキノゾーン:湯川リーダーの下に20人強のメンバーが集まり、国際交流会館周辺の低木、シュロ、雑草など刈りこみを実施しました。アオキは今後東校舎への移植予定があるために残しました。また、前回の第一ススキノゾーンの刈込に引き続き第二ススキノゾーンの秋の七草の刈込を実施しました。
西プラザ北側:浦壁氏をリーダーとして7名のメンバーが西プラザ北側のウメの整枝を実施しました。
職員集会所と第一講義棟北側:夏目氏をリーダーとした20名強のメンバーが、職員集会所の庭園である無石園のシュロの伐採と低木の伐採を実施しました。また、予定外の作業でしたが、本館と第一講義棟の間にあるサワラの低木が週前半の雪で傾いたので、木を起こし支柱の取りつけ作業を実施しました。
|
|
ウメの整枝作業中 |
職員集会所周辺シュロの処理中 |
後半キャンパスツアー
キャンパスツアーは、国立キャンパスの樹木から魅力的と思われる地域を30か所選出し、その地域をめぐり4点満点の評価をするという内容です。参加者は、3チームに分け、湯川氏、夏目氏、川アが、それぞれリーダーとなり、巡回する方式で行われました。当初、1時間の予定でしたが、30分ほど、オーバーして終了しました。
ツアー自体は、初めての試みでしたが、これまであまり意識していなかった地域に気付かされたりしたとの事で概ね好評であったと思われます。
点評価リストは、27名のOBから回収できました。 80点以上の評価が5地域ありました。1位は「図書館前主庭園」で、101点、2位が、「辛夷の巨木」と「東校舎丸池」が同点の88点、4位が「硬式野球場奥の桜並木(岸田ロード)」の86点、5位が「学食前巨樹群」の84点でした。1位の「図書館前主庭園」は、27名中、21名が満点の4点を付けた事になります。やはり、一橋卒業生にとって、図書館の時計台と、四季折々の趣をかもし出す前庭が一番の心の故郷のようでした。
|
|
キャンパス回りその1 |
キャンパス回りその2 |
反省会
この日の反省会の目玉は、旗野会長が作ったオレンジピールとマーマレードでした。この材料である夏みかんは、1月の植樹会作業の時に、収穫したものです。 会長の奥様でなく、今年は自らが作られたとのことでしたが、味は参加者全員に好評でした。会では、新入会員の41年卒の飯野良吉氏と44年卒の五島康晴氏に御挨拶を頂きました。また、出席した多くの学生が、積極的にツアーの感想と、植樹会への想いを語ってくれました。植樹会への前向きの発言が多かった事は、喜ばしい事でした。
|