作業班 中居紘一(昭38経)記
例年の事ながら、日本海側は大雪に悩まされている一方、関東の太平洋側は昨年から好天が続き空気も乾燥しているため富士もくっきり見え、キャンパスの松林を背景に見る空はまさに蒼天なり。そんな雰囲気の中で、本日は作業開始に先立ち、西プラザの西側広場に[大学創立135年および国立移転80周年]を記念して植樹会寄贈のケヤキの植樹セレモニーが行われました。
会長の今後の植樹会の計画についての挨拶のあと、山内新学長から「この美しいキャンパスは一橋の誇りであり、自慢の一つでもある。今後も植樹会の活動に期待する。」旨の挨拶がありました。
7メートル程度のケヤキですがこれでも20年経ったものであり、生育の環境も十分配慮して植樹され今後順調に成長されるものと期待されます。
その後2時からは例月のごとく約1時間半あまりの作業を行いました。
今回の参加者は回ごとに増え学生29人も含め総勢88人で、
その内容は
- 西キャンパス矢野二郎像周辺の清掃(落ち葉処理)
- 第一ススキのゾーンの手入れ(刈り込みと落ち葉処理)
- 不要立ち木の切伐採、夏みかんの収穫など
1. の落ち葉処理については大量の落ち葉を掃き集めまとめて、ゼロ・エミッションの観点から後ろの林に廃棄しました。おかげで落ち葉に埋まって見えなくなっていた玉砂利も再びその姿を現し、すっきりした状態に戻りました。周りの木々をみると葉はすっかり落ちて、これでしばらくはこの状態は保たれるものと思います。
なお、今回ブローラ(ゴルフ場などで落ち葉などの処理につかわれる機器)をはじめて使用しました。刈り払機同様やはり効率は抜群で、これからも植樹会としても機械装備率を上げていく必要があることを実感しました。
2. は福嶋先生指導の下、秋の七草のゾーンのススキ、萩を5〜10センチ程度の高さに刈り込み、女郎花などの枯れ草の除去を行いました。腰から人の頭くらいの高さに伸びていた枯れ草がすべて刈り込まれ、春以降新しい芽がきれいにそろって出てくることが期待されます。
3. については、上記1、2のほかに、少人数のグループで、エノキなどの不要木の伐採(4名)、夏みかんの収穫(5名)を行いました。余裕があれば、前回のゴヨウマツに引き続いてウメの整枝が出来ればと考えていましたが、これは次回の課題となりました。
4時からの反省会は例年皆さんが楽しみにしている寒ブリ大会。例年のごとく福嶋先生が7〜8キロもある寒ブリ2匹を自ら持参の包丁でさばき、また女性陣(岸田、國持、田中、籏野、佐藤各夫人)の活躍で、わずか2時間ほどの準備時間で、人数分の新鮮な刺身とおいしいブリ大根がテーブルに盛り付けられました。この味には皆さん大満足。なお、今回は早川さん(昭41商)から無農薬大根を提供していただきました。
反省会の中では、福嶋先生、会長、新規参加の丸茂さん(40年、社)の挨拶のあと、若手OBの岩崎真郷さん(平成21法)から、「本日は年休を取って参加した。学生時代植樹会に参加して、この反省会を通じOBの皆さんと談話したことが社会に出て非常に役に立っている。したがって学生のみなさんにこういうOBとの接触の機会には積極的に参加することを勧めたい。」との挨拶がありました。われわれOBもこのことを頭において学生との対応をしなければと考えました。
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収穫した夏みかん |
ブリ大根の懇親会 |
植樹会の会員も着実に増えつつありますが、いつ参加しても楽しくまた何かを感じられるような会にできるように努めていきたいものだと思います。最後になりましたが今年もよろしくお願いいたします。 |