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平成23年9月9日(金)一橋植樹会第97回月例作業レポート |
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企画総務班 八藤南洋(昭40年経)記 空は澄み渡った秋晴れでしたが、日差しが強く、気温は盛夏に戻ったよう。学生は夏休み中。キャンパスの草木は休みなく成長を続け8月中旬に業者が念入りに草刈をしたにも拘わらず、もう雑草が繁茂していた。 作業に先立ち、湯川さんから作業の案内と人数の配分。作業は下記の4箇所。 第一ススキのゾーン=草取り(作業後ここで月見の宴を持つ)、(2)今年2月の記念植樹木ケヤキの周囲=雑草とササの根除去(10月につつじを植える予定)、(3)経済研究所北側=機械での除草と不要木3本の伐採、(4)中央庭園〜磯野研究館=ツル取り私は途中で一時間ばかり抜ける都合上、(4)のツル取りを志願。4つの作業の中では一番軽いとのコメントを頂くが、これも丁寧にやろうとすればなかなか厄介な作業である。 先ずは鐘江さんの指導で準備体操。三々五々リヤカーを引いて夫々の持ち場へ向かう。 我がグループのリーダーは中居さんで、一昨年ツル(蔓)を悪貨と擬えグレシャムの法則を引用して作業日誌を書かれた。我がグループは正門に向かい、ドウダンつつじのツルの除去から開始。 ツル取りは毎年6月から9月にかけての作業の定番である。ということは、この時期は毎年ツルとの戦いである。我が家の小さな庭でも6月にはツルとの第一戦がはじまり間断なく8月末まで続く。油断すれば一挙に蔓延(はびこ)ってゆく。 中央庭園に向かうにつれヤブガラシ=ビンボウカズラがまさに蔓延っている。彼等は何年かかけて、大きなつつじを枯らしてしまう。被害にあったつつじの玉がいくつか散見される。 まさに天敵にあったように強い敵意を持ってツルを取りに励む。が表面の部分を除くだけで根元まで分け入る事ができず、根絶は無理。この時期になると既に十分な養分を取り込んで来年再生の準備を終えていると言う。 矢張り毎年6,7月頃に集中して根絶をはからないと、これまでのようなことが繰り返されると、福嶋顧問の教え。
ツルの中でも上述のビンボウカズラを筆頭にオニドコロ、へクソカズラなどが見られる。それ以外に笹や山桑等もつつじの玉の真ん中、根元で成長し、天辺から頭を出している。これを除去するにはつつじに分け入って行かなければならず、かなり難しいし、相当の時間がかかってしまう。 来年は美しく整った玉仕立てのつつじ救済のため6月、7月の作業で時間をかけて丁寧にそして徹底的に異分子を取り除くことに作業を集中して欲しい。中央庭園の中心になる立派な玉つつじなんとしても綺麗なままで長生きさせたいと願っている。 磯野研究館側から始めたツル取り部隊と一緒になりツル取りを終える。 月見の宴はお団子だけの宴であった由。 その後はいつも通り交流会。休み中で学生の参加者9人と普段と比べ少なく寂しかったが、その代わりOB間の活発な交流が賑やかに行われた。
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