作業班 湯川敏雄(昭42社)
10月8日(土)、前年に続いて第2回目となる休日作業が行われました。3連休の初日で、絶好の秋晴れ、しかも多くの行事が重なる時期にもかかわらず、総勢88名(福嶋顧問に職員6名、学生29名、OB52名)が国立キャンパスに参集し、作業に汗を流しました。
今回の作業のテーマは、西プラザの西側広場からひょうたん池南側、哲学の道に至る一帯の整備で、全体を約20人ずつ3つの班に分けました。A班は今年1月に植えたケヤキの周りにサツキ80本を植える作業、B班はササ刈りと、藤棚に棚を取り付ける作業、C班は哲学の道のサークルを中心とした林地整備の作業を担当しました。約1時間と短い時間でしたが、サツキの植え付けは完了。哲学の道のサークルのベンチも人が座って憩えるようになりました。
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サツキの植栽作業 |
落枝の除去 |
学生の企画で今年5月に西プラザ庭園の一角で造り始めた花壇に花が植えられ、今月見事に開花しました。学内に花壇を造り、草花の栽培をしたいという学生の要望を受けて、植樹会・大学で協議の結果実現したものです。今回、さらに彩りのある花壇を造るため作業が行われました。
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「学生花壇」で作業 |
作業にあたった皆さん |
池近くの藤棚は柱と桁しかなかったのですが、応急的に修理を実施しました。横桟はキャンパスに生えている真竹を使いました。藤棚は骨格ができてしっかりとしました。「哲学の道」から見て、藤棚の存在を認められるようになりました。
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藤棚の修理中 |
修理にあたった皆さん |
作業に引き続いて、福嶋先生によるキャンパスツアーが行われました。約1時間をかけ、ひょうたん池を起点に、ススキ野ゾーン、如意団部室前、岸田ロードを経て、経済研究所から矢野二郎像に至るルートを歩きました。この中で、「人が楽しむ自然のほかに、人が少し遠慮してあげることによって保たれる自然がある」との言葉がありました。キャンパス最南端には、ウグイスの営巣するエリアがあり、これは今となっては極めて稀少な場所とのことです。岸田ロードは業者の手入れの範囲外であることから、植樹会の有志メンバーによる草刈がなされており、その出来映えも見事でした。一部には「来年の草の芽吹きが楽しみ」との声もありました。今回のツアーでは、キャンパスの樹木について、その見所を解説した小冊子、「国立キャンパス・緑の30景」が完成し、参加者全員に配布されました。
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西キャンパス・キャンパスツアー |
キャンパスの雑木林で |
最後は、お楽しみの「交流会」です。午後4時から、会場を東カフェテリア2階に移し、「まずは乾杯」でスタートです。最年長の河野さん(31商)の後、初参加の方々の挨拶が続きました。今回遠方の名古屋から伊藤泰之さん(55法)がお嬢さんの晴香ちゃんと一緒に参加してくれました。晴香ちゃんは以前に一橋祭の森のクラフト教室にも来てくれました。その時の感想文が『如水会々報』の植樹会通信や植樹会のホームページに掲載されました。最後に応援部のリードでの「一橋会歌」を参加者全員で歌いました。かくて、午後5時30分、楽しいひと時はあっという間に過ぎました。
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交流会 |
伊藤さん父娘 |
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「長煙遠く」を歌う |
今月は、このあと25日に一橋祭準備のための作業が予定され、来月11月の18日には、いよいよ100回目の作業を迎えることになります。記念植樹、自然薯パーティーなどを計画しておりますが、多くの方々の参加を期待します。
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