作業班 関戸康男(昭40社) 記
久々に涼しさを感ずる曇り空の下、教職員4名、OB43名、学生はホッケー部を中心に81名が集まりました。しかし、生憎作業開始時間直前より激しい雨が降り出し、作業は中止となりました。
急遽、顧問の福嶋先生が「日本とアイスランドの地熱発電」と題する講義を、一時間余り行っていただきました。
講義開催の準備の時間に今回初参加の昭和45年商学部卒業の荻布知三氏及びしばらくぶりの参加となるやはり45年経済学部卒の樋浦憲次氏の紹介がありました。
また、一橋FA(フェアトレード)の推進学生団体の「ラポンテ」副代表の臼杵理恵(商学部3年)さんより活動内容の説明がありました。フェアトレードとは開発途上国のコーヒー豆などの生産者から買いたたくのでなく、生活保障のできる適正価格で買い取り製品化し、生産者を支援していく活動です。現在10校程の大学で取り組んでいますが、一橋は一番に取り組んだそうです。今後、やや割高ですが、コーヒーやクッキー等フェアトレード製品を交流会などで導入することを植樹会としても検討する予定です。
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「ラポンテ」について説明する臼杵さん |
福嶋先生の講義 |
講義の内容は先ごろ先生が訪問された地熱発電先進国アイスランドの例を写真等とともに、一時間余り御説明頂きました。 アイスランドは日本と同じ火山国で地熱発電の様子は今後の日本の地熱発電の取り組みに役立つ内容でした。温泉の中心部から少し離れた位置に発電所を設けることで、地元の住民の理解を得られたことや発電後の熱源を暖房や温水プールとして使用していることなど興味の持てる内容でした。
先生の専門は植生学ですので、地熱発電より火山噴火に伴う溶岩で覆われた土地の植物の変化が本題です。1000年単位での植生の変化は気の遠くなる話で自然のままに任せることが大切で、人間が安易に外来種を導入することの問題点も語られました。
講義の終了後は交流会が開催されました。このところ学生の飲酒が問題になっており、未成年の学生にアルコールは飲ませない、成年学生にもアルコールを進めない、そしてOBもあまり飲まないことに徹して交流することにしています。
最後に一橋校歌の「武蔵野深き」を全員で歌って交流会を終了しました。
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交流会の様子 |
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