3年以上前の2003年7月に開始された植樹会ボランティア作業も皆様のお陰をもちまして今回で30回の節目を迎えることが出来ました。従来、8月はお休みを頂いていました。炎天下での熱中症や学生の帰省に配慮しての措置でした。
しかし原則月1回(例外的に2月は作業なし、11月には2回実施例あり)の作業では年間の回数も限られており、開始以来連続作業記録を更新中とはいうものの天候相手の作業ではいつ記録が途切れるやもしれず、今年は8月の作業を試験的に行うことにしました。参加者数は期待していませんでしたが、結果的には大人数での作業となりました。
作業日の数日前より台風10号が時速15キロでノロノロと四国・九州に向け北上して日本列島に向けて湿った空気を送り込んでいました。従って当日は降雨の恐れがありました。進路変更等で台風の影響が薄らぐようなことがあれば真夏日の可能性もありました。結果は曇り日で湿度が高く(80%程度)作業中は汗が絶えず流れ落ちていました。
参加者は総勢55名で杉山学長、田崎副学長をはじめとする教職員7名、福嶋先生、個人参加のOB 28名、41年植樹会サ−クル(後述)14名、学生 5名。 作業場所は、
- 陸上競技場南東部のススキゾ−ン(ススキ、オミナエシその他を雑草から守るため最近では毎月作業を実施しています。1月経つと周囲に雑草が生い茂ります。来月も作業が必要でしょう。)
- 如意団、山岳部部室(西キャンパスの西南端)道路沿いの部分(新植してバッファ−機能を持たせるゾ−ン)及び両部室東側周辺部でした。
前月に続き職員集会所に集合。 身支度を整えて午後2時よりミ−ティングを行い作業上の注意点、作業場所等に関して説明あり。現場にて準備体操の後、作業を開始。前述のススキゾ−ンへは7〜8名、残りは如意団等部室周辺で作業。最近まで業者を入れて下草刈りを行ってきたのでキャンパス内は総じて手入れが行き届いている。
福嶋先生の解説によれば、南西端の道路沿いの部分は現在は樹木がなくクズやヤブガラシその他のツル植物が繁茂し帰化植物である大柄なオオブタクサが跋扈している。将来、ヤマザクラやサザンカを人工的に移植して道路側の遮蔽機能−バッファ−機能を持たせる。ツル植物やオオブタクサを全面的に刈り取り、受け入れ態勢を整える必要がある。樹木を新植した後も毎年定期的にツル植物の除去を行いツル類の被害から樹木を守ることが肝要であるとのことです。
とにかく蒸し暑い日でした。杉山学長が汗ビッショリになりながら奮闘しておられる姿が印象的でした。なかには、この暑さで1升以上の汗をかいたとのたもうて反省会後の二次会でビ−ルをラッパ飲みしている御仁も居られました。
西端垣根のツル草を取り除いていたところ蜂の巣を動かしてしまい、蜂の襲撃を受け3名の被害者がでました。1人は左手の甲(小指の根元)を2箇所、1人は左頬の横1箇所、もう1人はズボンの上から膝下の内側を刺されました。保険センタ−で2名のものが手当てを受け、残りの1名は薬(レスタミン)をセンタ−より貰い傷口を手当てしました。アシナガバチだったのは幸いでした。3名とも通院することもなく治癒しました。
刈り取った下草やツル類をリヤカ−を使用して1箇所に集め4時10分過ぎに作業を終了。暑中で の作業は身体にこたえました。
職員集会所食堂にて午後5時頃より反省会。國持重明氏の音頭で乾杯。同氏の「挨拶は抜きにして早くビ−ルを飲みましょう」との言には実感がこもっていました。漸く一息つけました。 次いで福嶋先生より本日の作業についての解説がありました。
41年会の樋口文夫氏は先月設立された「昭和41年植樹会サ−クル」に関して説明されました。記念事業終了後、41年会の有志で検討の結果、同好会を立ち上げ、現在会員は25名で会長は樋口氏。少しずつ前進したいとのこと。(HPも如水会の年度会の下に作成、同会の江口清象氏が担当することになりました。)
その後は「植樹会サ−クル」の野村正彦氏他数名の作業初参加の方が夫々自己紹介し作業の感想を述べられました。6時過ぎに散会。
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