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終了した実施作業
第33回、第34回作業および記念植樹整備
2006年11月17日(金)13:30
場所

東本館北側 東1号館南側

作業

下草刈り、蔓切りおよび小枝切り および自然薯掘

参加者

福嶋 司先生
《教職員 5名》
(施設課 5名)緑川 健課長/伊藤正秀課長代理/坪谷英樹/野口健一郎/越川洋明
《OB個人26名》
岡林幹雄/河野正次/山本千里/辻巻 孝/兵藤 浩/岸田加代/遠藤幸男/野口健彦/国持重明/杉山 守/鎮目新一/田中政彦/石津貫治/土田将夫/太田素之/加納誠三/志田哲朗/近藤慶信/谷 和久/北川修司/籏野友夫/鈴木徹郎/竹中 顕/藤田淡水/末松智子/竹澤京介
《団体参加 14名》
(41年植樹会サ-クル 9名)尾茂勝利/樋口文夫/中山信正/江口清象/湯浅 脩/新里英雄/相良保彦/岩崎文郎/早川 淳(42年会 5名)佐藤征男/冨室 健/西村周一/川村忠太郎/高原正靖
《学生 12名》
梅垣隼人/兼井博章/畑末和稔/坂本裕子/平岡泰佑/柴田潤/嶋浩太郎/本間奈菜/伊藤朋成/澤田有希/砂金明日香/徳永晶子

(参加者総数58名)


東本館北側
東1号館南側


第33回作業レポ−ト(11月17日)

この秋一番の冷えこみ。例年であればイチョウの黄葉が太陽の光を反射してキラキラと輝いている頃だが今年は大学通りもキャンパス内もまだ青々としています。職員集会所の中も寒々とした感じで、暖房を入れ暖かくなったところで、身支度にかかりました。

参加者総数は58名で、内訳は大学の教職員5名、福嶋先生、OB40名、学生12名でした。 晩秋ともなると下草も元気がなくなり、また最近では業者の手入れの頻度もかなりアップしたので、植樹会がボランティア作業を開始した直後と比較すればキャンパス内は見違えるほど環境が整ってきています。

午後1時半過ぎに作業開始。年に一度のお楽しみで昨年11月に引き続いて福嶋先生のご指導で「自然薯堀り」を行うことにしました。また久し振りに東キャンパスにて東本館の北側および東1号館南側の下草刈り(刈込機2台を使用)、ゴミ拾いや不要になって廃棄された立看板の整理をおこないました。参加者の大半の方(約2/3)は自然薯堀を希望、残りの17、8名の方が東キャンパスへ向かいました。

自然薯は寒地を除くわが国各地の山野に自生するつる性の多年草です。古代日本では寒期の貴重な食材でした。平安時代の小野小町も好んで食したといいます。大陸より稲作、穀物や野菜の栽培方法が伝わると食文化の中での比重が低下しました。今では自然の山野に栽培もなされています。ナガイモ等と比較して皮が薄く、皮ごと調理可能です。栄養十分で、「ムチン」(強壮効果あるネバネバ部分)、「アルギニン」(スタミナの元)、「コリン」(体を元気にする)、「アミラ−ゼ」(消化を助ける)が含まれていて、健康に良いそうです。

「自然薯掘り」の場所はかねてより目をつけていた陸上競技場の南東部の「ススキ高原ゾ−ン」より如意団施設・山岳部部室(西キャンパス西南端)へと東西へ伸びる笹道の東側半分。福嶋先生の指示でスコップその他の道具を使用して掘り始めます。固い土をかなり掘り下げなければいけないのでかなりしんどい作業ですが女子学生も積極的に参加しました。自然薯の地上に伸びる蔓の部分についた葉が目印ですが、「オニドコロの葉と紛らわしので注意して下さい。オニドコロの葉はハ−ト型をしているので葉をよく見て識別をお願いします」とのアドバイスが先生よりありました。オニドコロもつる性の多年草で生息地も自然薯とほぼ同じだが、塊茎はなく苦いので食用にはしません。オニドコロの葉は交互にでています。自然薯はハ−ト型を上下に引き延ばしたような形をしており、葉は同じ場所からペア−で左右に伸びています。掘ってもなかなか自然薯にいき当たりません。漸くさがしあてて周りを丹念に掘っても小振りのものだったり、芋の部分の下の土が極端に硬くル−プ状になったものだったりで、苦戦の連続です。今年は不作なのだとの諦めの声が出始めた頃、それなりの自然薯に出会い始めました。丸々としたものやスリムだが長いもの、結局昨年並みの収穫で参加者全員で賞味するには十分な量を採取できました。

当日参加された高原正靖氏(昭42社)の自然薯に関する文章を引用させてもらいます。
「収穫のほどを見せてもらうと、1メートル位の長いものが掘り起こされていた。掘った女性会員が満面の笑みを浮かべて私に誇らしげに見せてくれた。また川村くんも直径7センチくらいの一番太いものを掘ったが途中で切れてしまっていた。忍耐と集中力が足りなかったと反省していた。長いもの、太いもの、短く曲がりくねったもの多種多様ではあるが箱一杯の大収穫であった。国立のキャンパスに天然の無農薬の自然薯が収穫できるとは驚きであった。反省会が始まる前、福島先生より自然薯の生態についての講和があり、自然薯はつるにより葉を伸ばして日光を吸収していること、また寒さから守るため冬場近くになると葉を枯らして身を守っていること、原産地は南方で日本には北限があり、北海道では収穫できないなどご説明いただいた。」

作業後反省会を集会所食堂にて行いました。福島先生の指導で自然薯の調理が始まったため、調理に携わらない人たちだけでビールで乾杯しました。そして待望の「マグロ山かけ」の登場です。粘りが強く、濃厚な味の山かけを賞味することができました。本当に素晴らしい味で感激しました。

(新里記)

※画像をクリックすると拡大されます
  作業前 作業後
東本館北側 東本館北側作業前 東本館北側作業後



2006年11月29日(水)13:30
場所

職員集会所周辺

作業

下草刈り、蔓切りおよび小枝切り および自然薯掘

参加者

福嶋 司先生
《教職員 3名》
(施設課 3名)伊藤正秀課長代理/坪谷英樹/越川洋明
《OB個人8名》兵藤 浩/岸田加代/大泉 潤/国持重明/土田将夫/太田素之/加納誠三/鈴木徹郎
《団体参加 4名》
(41年植樹会サ-クル 2名)新里英雄/関 統造
(42年会 2名)羽山章一/高原正靖
《学生 6名》平岡泰佑/福岡恵莉/沼尻晃輔/伊藤朋成/嶋村 恵/伊藤寛朗

(参加者総数22名)


職員集会所周辺

第34回作業レポ−ト(11月29日)

17日に続いて今月2回目の作業。前回作業日にはイチョウの木は青々としていましたが、それから10日余りの間にすっかり黄葉に覆われていました。

29日の作業は学生ディ−を予定していましたが、部活等で学生の出席があまり期待できないと分かりましたので、急遽通常の作業ディ−に変更しました。来年からは学生ディ−のあり方を再検討する必要ありそうです。参加者は少なく、総数22名でした。17日に行った自然薯堀が好評でしたので、アンコ−ルにこたえて再チャレンジすることになりました。小人数のためかリラックスム−ド、参加者の集まりも遅く、午後2時から集会所玄関前で準備体操。福嶋先生他数名が自然薯堀りの場所を探している間に集会所周辺の下草刈り、低木の枝切り、落葉掃き、ツル植物退治を行いました。福嶋先生のご指導により集会所西、第1講義棟南側の下層保護のため、不要な高木の伐採を始めましたが、幹が太く、用具と人手が不足のため途中で断念しました。翌月以降にまた挑戦することになりました。自然薯掘りの場所の目星がついたとの連絡が入りましたので、東キャンパスの門を入って東プラザへ通ずる道の端およびホッケ−場内西側の縁に数名ずつで作業を開始。しかし作業開始時間が遅く、また砂利等に阻まれて結果的には収穫量は17日と比べて低調でした。それでも反省会では参加者全員が少しずつでしたが自然薯を賞味できました。反省会は作業参加者ほぼ全員が参加してくれました。 焼酎、ビ−ル、オツマミは豊富で岸田夫人よりのマグロ、漬物その他の差し入れもあり、楽しくすごしました。

(新里記)




記念植樹整備報告(11月15〜16日)

本年4月の植樹会総会で報告しましたが、昨年度に引き続き今年も記念植樹の整備を行う方針でございます。11月15〜16日下記整備を実行しましたのでお知らせします。

  1. モチノキ、 泰山会の植樹(西キャンパス消防器具庫西側)
  2. 月桂樹、  小泉明、高橋朝次郎、加藤弥兵衛三氏の植樹(西プラザ北側)

整備前後の写真を掲載しますのでご覧ください。

  作業前 作業後
モチノキ モチノキ整備前 モチノキ整備後
     
月桂樹 月桂樹整備前 月桂樹整備後
※画像をクリックすると拡大されます

なお、昨年発表しました記念植樹の一覧表に関し、その後の調査で樹木名の間違い、枯死した樹木、新たな樹木の確認等が見つかり修正しております。最終的に現在の一覧表には40箇所が掲載されています。

 
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