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平成19年3月15日(木)第37回作業レポ−ト |
18年度最後のボランティア作業。1月19日以来、約2か月ぶりに職員集会所に参集しました。先週までは小春日和が続きましたが、3月の気候に戻りました。後期日程の大学入試が3月12日(月)、13日(火)の両日実施され、関係者以外はキャンパス内立入禁止となっていましたが、それも終わり大学内は平常に戻っていました。 |
S34経卒 兵藤 浩
一昨年植樹会総会に出席し入会した。卒業後約50年経って国立に来てみると、昔の木々は大変に迫力ある巨樹群になっていた。これは確かに野鳥の楽園だ。環境問題が経済の主題となりつつある昨今、この豊かな大自然は学生によい示唆を与えるに違いない。 |
42年会事務局長:高原正靖 どんよりとして、肌寒い一日であった。2月は試験シーズンのため植樹会は開催されず、久し振りの国立であった。大学通りには本学が国立に移転の際、サクラとイチョウを交互に植えられているが、木々には春の息吹が感じられ、サクラのつぼみはしっかりと膨らんでいた。佐藤くんの話ではサクラの寿命は人間の寿命とほぼ同じで、大学通りのサクラも高齢化が進んでおり、延命策を真剣に考えねばならない時期が来ているようだ。一方イチョウは長寿だから全く心配はいらないとも言っていた。そんな話を聴きながら職員集会所に到着すると、集会所前の大きなコブシの木は真っ白な花を満開にして我々を迎えてくれていた。本日、42年会からは1月と同じ6名の参加があった。 本日は学生を含め参加者が非常に多く、集会所はほぼ満員の盛況であった。定刻、作業班長さんから作業の説明があり「本日はいつもの緑地整備作業に加え、植樹会本来の意味である記念植樹を2箇所にて行います。記念植樹作業は過去に1回あったかどうかの貴重なものです。」42年会6名全員と記念植樹参加者は準備運動もせずに植樹場所へ直行した。 次なる植樹場所に移動した。西キャンパス南西角、如意団の部室の前。如意団の100周年については、3月号の会報に永井くん(C)の投稿があるので是非ご一読下さい。大学のキャンパスを東の果てから南西角まで、これほどキャンパスが広いと思ったことはない。学生時代でも足を踏み入れたことのない場所で、如意団の部室の隣には、山小屋風の山岳部の部室もあった。この2軒の部室の周りは武蔵野の自然があるのみ。禅人と岳人にはぴったりの場所である。その南側の公道沿いにフゲンザクラ(普賢桜)3株とカンツバキ(寒椿)5株が一橋植樹会の名前にて記念植樹された。杉山学長より「大学の構内が非常に綺麗になっており、緑化・美化活動の賜物」と植樹活動への賛辞があった。また福嶋先生よりフゲンザクラを選定したのは岸田ロードの延長として同じものを選んだこと、またカンツバキの名前は椿だが山茶花の仲間であって、椿と山茶花の違いは花の散り方にあり、武家の庭には椿が一本も植えられなかったなどと説明受けた。陸上競技場への帰路はまさしく武蔵野の自然林。林が動いている様子を先生からご説明いただき、植物の世界にも弱肉強食、栄枯盛衰があるのだと感じた。今回は作業というより自然観察ツアーの趣であった。 |
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