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平成19年4月26日(木)第38回作業レポ−ト |
新緑の候となり大学通りやキャンパスのあざやかな緑が目にしみる。昨日までの雨も上がり絶好の作業日和。新年度が始まり新入生が入学!!学生は3月末より「サ−クル紹介」「入学式」「クラス・オリエンテ−ション」等の諸行事が連日行われ4月中旬まで続いたので、植樹会4月作業日は例年上記の行事が終了する月末近辺に設定され、今年も26日の午後2時に職員集会所にて作業ミ―ティング開始。だいぶ日脚が伸びてきたので、今月より開始時間を30分遅らせた。 また新しい試みとしてミ―ティングを二度に分けて行なうことにした。最近、学生参加者数が著しく増加傾向にあるが、学生たちの3時限の講義が終了するのは2時半過ぎでOBと同時にスタ−トするのは困難な状況にある。このことを考慮して、2時35分集合にて二度目のミ―ティングを行なうことに変更した。但し、作業場所や作業内容、終了時間はOB、学生とも同一であり、両者間の交流を深めながら楽しく作業を行なうという方針には変りがない。 参加者は総数93名。教職員7名、OB44名、学生42名。前副学長の田ア教授にもご参加いただいた。福嶋先生は急な会議が入り不参加。常連の岸田夫人も所用のため欠席。学生参加者のうち半数の21名は今年度の新入生で殆どの方が小平祭委員会所属。若さと希望に溢れたフレッシュな彼等との共同作業はOBにとって至福のひと時でもある。 今月の作業場所は図書館東側、兼松講堂南側の中庭および本館周辺特に西側部分。いずれも「緑地基本計画」上で「開放を前提とした庭園ゾ−ン」に属し、前者はキャンパス内でも最も目立つ空間でいわば大学の「顔」とも言えるところ。 上記を勘案して中庭は小鎌でもって芝生の中の雑草を1本づつ根元から刈り取った。特に手ごわいのはタンポポでその数の多さや土中に深く張った根は脅威的ですらある。根気と労力を要する作業であった。芝生の中のタンポポは“花”でなく全く不要な“雑草”であることを痛感した。用意した作業用の「膝当て」は一部の方が使用されたが、特に年配の方には好評であった。鋏を使用してツル類の退治を行なった者もいた。本館周辺では中鎌を使用して雑草取りに余念がなかった。 作業の途中、3月15日(木)の作業日に行なった2件の植樹場所に行ってみた。先ず、卒業生による「卒業記念植樹」東キャンパス東側、通用門の北側:シャクナゲ4本、カルミア1本、5本とも無事に根付いていた。シャクナゲ3本は花を咲かせていた。淡いピンク色の花で瑞牆山の登山道で見たシャクナゲを思い出した。次に一橋植樹会による「植樹」西キャンパス西南端、如意団の部室付近:カンツバキ5本、サトザクラ(普賢象)3本。いずれもシッカリとしていた。サトザクラには花がまだ残っていた。標識も新設されていた。一安心!! 作業は4時過ぎまで続いた。途中で水分補給、小休止。春といっても、作業をしていると汗もかくし足腰にきいてくる。景観も作業前と比較して見違えるほどになった。とてもいい気持ち。快感!!中途で保健センタ−に駆け込むものもなく無事に終了。 5時前より職集の食堂にてS31年卒の河野正次氏の音頭にて乾杯。学生も多数参加してくれ最後まで歓談に加わってくれた。最近は随分と日が長くなったが、反省会が終わり、後片付けを済ませて職員集会所を後にする頃、辺りはすっかり暗くなっていた。
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42年会事務局:高原(記) 快晴、無風、気温も高く絶好の作業日和であった。大学通りのソメイヨシノはさすがに葉桜となっていたが、正門を入り兼松講堂の脇や図書館手前の八重桜(普賢象)は濃いピンクの花びらを散らし始めていた。また正門から集会所への道の両側のイチョウ、モミジは新芽を吹き出し、木々の新緑が眩いばかりに飛び込んできた。サクラやコブシの花が咲く時期もよいが、新緑の時期もまた素晴らしい。国立の自然には毎回心身ともにリフレッシュさせられる。 作業現場に着くとそこはさながらお花畑だ。黄色い花、白い花が咲き乱れている。「芝生以外は全て根こそぎ刈り取ってください」との指示があり、新調された小鎌が威力を発揮する。芝生の上に胡座をかき自分の周囲を手当たり次第に刈り取る人、また芝生に四つん這いとなって刈り取る人、しゃがみこんで刈り取る人などやり方は様々だが、みるみる内に刈り取られた雑草の山が出来上がった。ツツジ、サツキなどの植栽にはつる草が我が物顔で繁茂するが、今の時期はまだ未熟で数本しか取れない。雑草取りに特化するしかない。 作業中、佐藤くんに出会ったとき、彼は「タンポポは多分関東たんぽぽだから刈り取りたくない。西洋たんぽぽなら親の仇のように刈ってしまうが・・。」と言っていた。また「この白い花の雑草は何て言うの」と質問したところ、「ヒメジオンかハルジオンだよ。ハルジオンは茎が空洞になっているのが見分け方だよ。」と即座に回答してくれた。「さすが!森林インストラクターだ」と感心させられた。 2時間ほど経過した。あちこちで腰を伸ばしている人を見かける。早々に作業を終了して着替える。しばらくして恒例の反省会が始まった。今回は新入生を含め学生が40数名参加したため、反省会の会場は満員の盛況であった。42年会参加の6名はこじんまりまとまって、ビールで喉を潤す。程よい汗をかいた労働のあとのビールの味は格別であった。 |
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