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終了した実施作業
2007年5月17日(木)13:30
場所
OB:経済研究所 北側
学生:東キャンパス 丸池周辺
作業

OB:下草、蔓草の除去
学生:池の清掃、ごみ拾い

参加者

《顧問》
福嶋司先生
《教職員他 7名》
田崎宣義教授
(施設課 6名)
緑川健課長/伊藤正秀課長代理/水口課長代理/坪谷英樹/野口健一郎/越川洋明
《OB個人 13名》
河野正次/兵藤浩/岸田加代夫人/田中政彦/田中由美子夫人/国持重明/杉山守/加納誠三/志田哲朗/土田将夫/谷和久/鈴木徹郎/八藤南洋
《団体参加 6名》
(41年植樹会サークル 4名)
樋口文夫/水野健吉/村川守中/新里英雄
(42年会 2名)
佐藤征男/高原正靖
《学生 28名》
辰巳智之/畑末和稔/兼井博章/坂本裕子/小野澤太郎/岩崎真郷/澤田有希/本間奈菜/新井靖久/沼尻晃輔/山口佳一/柴田潤/豊田博之/伊藤朋成/伊藤寛朗/鵜川加奈子/澤田充/鶴見佳祐/石田亮平/堀田良一/高島宏美/新見千尋/石切山知美/木下裕之/杉野雄一/竹沢和/幅諒子/一色麻由

(参加者総数 55名)



OB:経済研究所 北側
学生:東キャンパス 丸池周辺


平成19年5月17日(木)第39回作業レポ−ト



作業班:新里英雄(記)

作業日程が詰まり、前回4月26日(木)以来3週間しか経過していないが、作業申込者は90数名と相変わらず好調。問題は天候、前日より雨、午前中一時空が明るくなり小康状態、漸く作業気分になりかけた矢先再び降雨、ミ−ティング開始30分前は土砂降り!!その時点での最新の天気予報はこれから益々雨風が強くなるとのこと。ショック!!過去38回の連続作業記録が途切れそう!!今回だけは本当にヤバイ!!ところが、ところがである。雨がピタリと止み、OBを対象とした第1回目のミ―ティング開始時の午後2時には早くも澄んだ青空が広がっていた。どことなく夏を感じさせる白雲が太陽の光を浴びてキラキラと輝やき始めた。何処を見渡しても雨雲らしいものは無くなっていた。ボランティア作業開始時に過去何度か神懸り的な天候の急好転を経験した。何か察知できない未知のパワ―が我々を応援してくれているとしか思えない。

作業参加申込者より天候等により作業実施が危ぶまれる時はどのように行動したらよいかという問合せがよくあります。この場をお借りして一言申し上げます。
このような場合には、各位で改めて参加・不参加を検討していただき、いずれかを自己判断にもとづき決めていただきたいと思います。いずれにしろ当日の連絡は不要です。集合場所(職集か佐野書院)において大凡の参加人数を把握することとします。作業中止になっても構わない方は国立までお出掛け下さい。逆な云い方をすれば国立までいって作業中止では困ると言う方は次の機会まで待っていただきたいと思います。

幸い作業はほぼ平常通り行うことが出来た。参加者は55名で、田崎教授をはじめ教職員の方7名、福嶋先生、OB19名、学生28名、この4月に入学された1年生は12名。教職員・学生の参加者は全体の約3分の2と高比率。学生の参加者数(乃至参加比率)増加傾向がこのところ顕著、今回の特殊事情として、OBの中には自宅を出て国立へ出掛ける時間帯に激しく雨が降っていたため作業参加を諦めた方が多数。一方学生のなかには3時限目の講義が終わったとき天候が急回復していたので参加したという方が多かったようです。作業現場付近に居るメリットが出たとも言えます。

作業場所は経済研究所の北側。日本経済統計情報センタ−の東側の道に囲まれた長方形の部分は特に下草が伸びていた。草刈り機3台を使用して効率をあげた。開始時には地面が濡れていて下草もビッショリで作業はやり難い面はあったが、日差しが結構あり、徐々に環境が整ってきて、OBの方がここで汗を流した。
それに本日のメインイベントは、6月9日(土)、10日(日)に行なわれる小平祭の会場である東キャンパスの清掃、下草刈りで、3限目を終えた28名の学生はOBより少し遅れて作業開始。東キャンパスは5月31日(木)午後にも学生を主力として仕上げの作業を予定している。作業終了後の用具類には泥がベットリとこびり付いているものもあり、作業場所によってはかなり苦戦を強いられたようだ。

反省会は八藤南洋氏の乾杯の音頭で始まった。次いで学生理事の沼尻晃輔氏より作業現場の後片付けだけでなく、反省会後の食堂のゴミ分別片付けも徹底しようとの発言があった。
植樹会顧問で作業のご指導を頂いている福嶋司先生より「賞典祿」と銘打った東京農工大学の芋焼酎の差し入れがあった。出席者一同で有難く賞味した。こくがあり飲みごたえを感じた。先生の説明によると教鞭をとられている東京農工大の芋・パ―プルスイートロ−ド(むらさきいも)という品種を原料としてつくった25度の焼酎で「むらさきいも」の良好な食味に着目して本品種を選んだとのこと。この品種は最近育成され、2002年に命名登録された。
いつも通り食堂内では参加者間の交歓が賑やかになされ、時の過ぎ行くのを忘れる程であった。幸せな午後の時間を共有し散会となった。
以上
<芋焼酎・賞典祿命名の由来>
「賞典祿」のもとの意味は官に仕える者に支給される手当てのこと。大久保利通公が明治維新の功労により下賜された2年分の「賞典祿」を駒場農学校(農工大の前身)の奨学の資金にあてたことに由来する。農工大本館付近にはこのことを記した「大久保利通公碑」が存在する。



一橋植樹会参加の記(5月17日)

42年会事務局:高原正靖(記)

3時間毎の天気予報では午後3時までが雨、しかも傘マークは全開。3時過ぎからは晴マーク、夜は星マークであった。幹事会の会議があるので10時半前に国立駅を降りる。国立駅から会議場所のロージナ茶房までは傘を差さずに済み、この分なら午後の作業は予定通り出来そうだ、天気予報が良い方へ狂ってくれたな!などと勝手な思いでいた。ところが会議が終わり1時少し前に職員集会所へ向かうが、土砂降りの雨。忽ちズボンも靴もびしょ濡れ。しばらく集会所にて中止にするか、開始時間を学生と同じ14:35にずらすか話題になっていたが、何と言う奇跡だろうか、何と言う強運のボランティア作業だろうか、天までもが味方してくれて、13:45には雨が上がり、雲一つない快晴に一瞬にして変わった。

参加OBは会議参加の8名を含め19名と少なかったが、ボランティア作業は39回連続して、雨などによる中止になったことのない快挙である。参加OBの中に、天候が急に回復したので、慌てて自宅より自転車を飛ばして参加された国立在住の先輩もおられた。しかし葉っぱは水分を含み、足元には水溜りがあるので、皆さん長靴、レインウエアなどの雨具に身を固め、ボランティア作業は予定通り定刻14時に開始された。

本日の作業場所は経済研究所の北側。下草、蔓草の除去。各人剪定鋏、鎌などを持って作業するが、雨に濡れた草はなかなか除去しずらい。そうこうしていると、草が大分乾いてきたので草刈機が導入された。3台がフル稼働。みるみる内に下草が刈り取られていく。さすが機械だ。草刈機を横目で見ながら、私は林の中へ。樹皮がコルク状で深く縦裂しているクヌギ(椚)には、良く見るとつる草がまるでアナコンダのように纏わり付いている。直径5センチもある蔓草が樹高10メートルはあろう椚のてっぺんで、新葉を満開にして謳歌している。放置しておくと、蔓草にいずれ締め付けられて椚は枯れてしまうと先輩から説明を受けた。鋸を持ち出し、蔓草を切る。切っただけでは心配なので10センチくらい上を切り空間を造る。しかしこの10センチが簡単に取れない。剪定鋏の刃先で突っついてやっと切り取る。アナコンダのような蔓草を退治できた。

鋸を持っていたので遠くの方から先輩に声をかけられ、北玄関脇のヤマグワ(山桑)を根元から切る。山桑の葉は蚕の餌となるため、成長が著しく早い。また切っても切ってもすぐに枝を伸ばす厄介物だ。山桑が除去されたので両側にあるアジサイ(紫陽花)は綺麗な花を咲かすことだろう。そんな頃、福嶋先生が登場。林の中で見つけたキンランを紹介すると、すぐさま「この枝を切って!」と私に。満開の花を付けたエゴの木だ。花は五弁で2-3センチの小さな白い花が下向きにびっしり。真ん中の黄色い蕊が印象的。そんなことはお構いなしに思い切って直径7-8センチの幹を伐採した。キンランは林の中で生育するが、多少の日当たりは必要とのこと。

その後また、福嶋先生の指示で桜や欅を切ったが、欅には往生した。佐藤くんと入れ替わり立ち代り交代して、15分くらいかかったのだろうか、10センチほどの幹を切り倒した。汗が噴出している。アル中かもしれないが手も震えている。息もあがっている。喉はカラカラ。しばらく放心状態。でも達成感でいっぱい。本日の作業はこれにて終了。

以上

注)全文はhttp://old2.josuikai.net/nendokai/s42kai/aiko_syokujukai.htm

 
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