植樹会作業班 : 新里英雄(記)
過去には雨模様で作業中止の可能性が高かったが奇跡的に天候が回復し、52回の内1度も中止されることなく実施されてきた月例作業ですが、今回は遂に中止に至りました。 雨は一向に降りやみません。 下草もびしょ濡れで、到底作業が出来る状況ではありません。 安全及び健康上の点から作業中止が賢明と判断し、大学施設課伊藤正秀課代と相談の上中止を決めました。 福嶋顧問は偶々経団連関連の講演会があり珍しくご欠席でした。
集合場所の佐野書院で作業開始を待っていたOB26名の方々と相談し、せっかく集まったのだから、貴重な時間を有効活用しようと、午後2時過ぎから、急遽キャンパス巡りを行なうことになりました。 講師役はキャンパス内の樹木や植物に造詣の深い田中政彦顧問、森林インストラクタ―の関統造、佐藤征男の三氏です。約一時間のコ−スです。
今後作業行う上で大いに参考になったと思われます。佐藤征男氏のメモをお借りしてそのときの様子をレポ−トします。
「まず西キャンパスの大径木を巡りました。 本館前の主要な樹種、アカマツの数本が、芽の出会いが悪くマツクイムシに侵されていないかとの指摘がありました。 しかし雄花、雌花の花軸は勢いがあり問題なさそうでした。 施設課の話ではマツクイムシの検査を近々実施するとのことです。ヒマラヤスギなどの大木の説明をしてその後、西キャンパスを出て大学通りを東キャンパスの外壁に沿って歩きました。 大学通りの街路樹、ソメイヨシノとイチョウが昭和8年に交互に植栽された経緯の説明を行いました。 ソメイヨシノは寿命がきているせいか枯死寸前の老木もあり、今後の維持の困難さを説明しました。東キャンパスの外を道に沿って観察しながら歩を進めました。 ヤブガラシ、クズなどのツル植物をはじめ雑草が繁り、景観上おもわしくない所が随所に見られました。 東キャンパス内ではメタセコイアの説明の後、キャンパス内に新たに建てられた東1号館、東2号館などの講義棟などが、残された従来の樹木とよくマッチングしいい景観になっていることを確認しました」。
一方3限目終了後の2時40分集合予定の学生諸君とは、午後3時過ぎからOB・学生間で懇親会を行なうことにしました。 キャンパス巡りを終えた3時20分頃より佐野書院でソフトドリンクと岸田加代夫人ご持参の鳥のから揚げ、焼き豚のつまみ等で歓談しました。
学生の参加者は19名、学生理事の本間奈菜氏も姿を見せてくれましたが、本間氏以外はすべてコダ祭所属の学生でした。 OBも時間の許す限り学生との交流を楽しんでくれました。
なお、6月26日(木)のコダ祭のための美化作業は会場となる東キャンパスのみで実施する予定でしたが、本日の作業中止もあり、西キャンパスの作業も併せて行ないます。
※画像をクリックすると拡大されます
|
|
|
|
|