作業班 川ア 勝晤(昭和46経済)記
前日の雨も上り朝から強い日の射す快晴の下での作業となりました。急激な暑さで、東京の気温は30度を超えたようです。参加者は、OB37名、職員5名、学生26名で計68名でした。
熱中症などの事故が起きぬよう作業前の案内では「各自十分な注意をするように」と注意を喚起し、「飲料も早めに作業現場に届けます」と話しましたが、皆、汗をびっしょりかきながらも無事に作業を終了することができました。作業班としては、当初、冷えた飲物を補給できずに参加者には迷惑をかけていた処、施設課から準備した麦茶の差し入れがあり、カバーして頂き助かりました。
今回の作業計画は 第一・第二ススキ草原ゾーンへの秋の七草の株の植込みをメインとし、岸田ロードと中央ゾーンの清掃作業でしたが、OBの参加状況、夏日という天候条件も考慮して中央ゾーン作業は取りやめ、植栽作業を中心に岸田ロードの清掃作業にと切り替えました。
準備された苗は、萩、女郎花、桔梗、撫子で、それぞれ20株。この内、萩は関東産遺伝子を有するもので、関東系遺伝子の植栽を目的として造成された第二ゾーンに全株植栽されました。他の株はそれぞれ第一ゾーンに6株とし、残りの14株を第二ゾーンに植栽しました。
今回は、これまでの第一ゾーンに加え、関東系遺伝子を育てる第二ゾーンへの植え付けもある重要な作業であったにも拘らず、作業に馴れた福島先生、及び新旧作業班長の所用による不参加もあり、作業遂行に若干の不安はありました。 樋口リーダーの下、事前に教えて頂いた作業要領に沿って何とか無事終えることが出来ました。
作業状況では第一ゾーンと第二ゾーンでは、少し違いが出ました。
14名の参加者が作業した第一ゾーンでは雑草が生い茂り、植栽作業を始める前に雑草の除去作業をやらなければならず、その作業に時間を取られました。ただ、植栽株の少なさもあり、時間内に作業を終了する事ができました。
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第一ゾーン作業中 |
作業後 |
これに対し第二ゾーンでは施設課が作業負担を大きさを考えて、事前に第二ゾーンの草刈りを実施してくれた事もあって植栽地域に雑草は目立たず、作業開始とともに植栽作業が始められました。株数は第一ゾーンの3倍以上の62株ありましたが、1時間以内に終了することができました。 学生が20人ほど、こちらに参加して呉れ、若い力が穴掘り作業などの力仕事を担った事ことも助かりました。反省点としては、第二ゾーンチームには植栽作業とともに岸田ロードの清掃も割り当てましたが、岸田ロード清掃チーム独自のリーダーを置かなかった事です。植栽終了後に全員清掃作業に移りましたが、若干作業にまとまりが欠けたように思われました。
恒例の反省会では、旗野会長より、今年の方針として休日作業を必ず実施すること、国立移転80周年記念作業などの紹介があり、和やかに月例作業を終了しました。
今回の作業で、目立ったのは、施設課の協力でした。第二ゾーンの事前の草刈り作業、麦茶差し入れなどきめ細かい配慮には感謝でした。
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