作業班 湯川 敏雄(昭42社) 記
週初めに関東地方の入梅宣言がなされ、天候が危惧されましたが、ちょうど作業にかかる午後2時ごろから雨粒が落ち始め、6月度は雨中の月例作業となりました。それでも、好天だった前月を上回る73名(福嶋顧問、教職員4名、OB40名、学生28名)が参集、(1)東キャンパス1号館、2号館の建物周囲と、(2)西キャンパス主庭園、を作業場所とし、また一部の人は懇親会の準備など、それぞれの場所で汗を流しました。
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西キャンパス中庭作業前 |
作業後 |
今回は、植込みの頭頂部にはびこり始めた蔓草の除去をメインテーマとして、雑草駆除、芝刈りなどの作業を行いました。東キャンパスでは、約20名が二手に分かれて1号館西側植込みと、2号館南側(国際研究館入口周辺)の整備に着手、2号館東側・南側の建物沿いの幅約3メートルのベルト状の空き地は刈払い機2台で草刈を行いました。また西キャンパスでは、鎌ばかりでなく高枝切鋏も動員して蔓草取りを行う一方、芝刈り機、刈払い機で、長く伸びてしまった芝生を刈り込み、同時に雑草の駆除を行いました。降雨の程度によっては、早めに作業を終了することを予定していたものの、実際に作業にかかってしまうと、熱心のあまり予定時間一杯の4時までの作業となりました。長時間ヘッジトリーマーを振るい続けた筒井先生、40センチを越す雑草と格闘した国持さん、西キャンパスで刈った雑草などの処理を引き受けた学生諸君など、雨の中、全員がびしょ濡れになって頑張った2時間でした。
ただ、雨具を準備していた人も少ない状況で、中途で作業切り上げの判断をすべきであったと考えられる点が、東キャンパスへの人数配分が充分でなかったことと併せて今回の反省点です。
また作業の後始末としての清掃に力をいれていただくようお願いをしましたが、最後までホウキをもって道路に散らかった葉っぱを掃くなどした結果、作業前とは見違えるように綺麗になりました。作業がやりっぱなしにならないよう、けじめとしての清掃にはこれからも留意していきたいと思います。
今回の目玉は、なんといっても学生諸君の企画による作業後の懇親会です。今年度は2回ほど学生班企画の懇親会を予定していますが、その初回として一橋大生が中心となって運営する「とれたの」とのコラボが実現しました。
懇親会はまず学生班を統括する鐘江さんの挨拶にはじまり、企画を担当した中西さん(法4年)の説明、「とれたの」のうどん部門の責任者である荒浜さん(商2年)の挨拶があって、早速国立産のホウレンソウや桜の葉を粉末にして練りこんだほうれん草うどん∞さくら咲くうどん≠賞味しました。作業後の喉にうどんの冷たい食感がさわやかで皆の評判もよく、開始後30分もしないうちに、用意したうどんはすべてきれいになくなってしまいました。朝採りの野菜のスティックもいつもの懇親会にはないメニューでした。
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好評のうどん |
朝採りの野菜スティック |
先ずは食べる |
「とれたの」は空き店舗対策として、富士見台団地にオープンして4年になる店舗で、地産地消を標榜して国立で採れた野菜や多摩の物産を販売しており、今回のほうれん草うどん∞さくら咲くうどん≠ネどは、いずれも地元の特産品となるよう育てて行くつもりであるとのことです。販売用のうどんとそうめんを持ち込んでおりましたので、購入していったOBもかなりいたようです。また、今回はOBの奥様方も4名の参加があり、うどんばかりでなく、飲み物、つまみ類の準備を含めて、裏方として協力をいただいたことを特記しておきたいと思います。
なお、作業に先立って午後1時から兼松講堂東側の空き地にて実施した刈払い機の操作説明会には5名のOBが参加しました。エンジンの始動と基本動作の説明を受けて、実際に草刈の実習を行いましたが、今後も要望があれば随時開催する予定でおります。
以上 |