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終了した実施作業
2011年6月17日(金)13:30〜
場所・作業

(1)岸田ロードの除草
(2)国際交流館周辺のアオキの移植・アジサイの挿木・カタクリの種蒔
(3)西キャンパス・第二研究館周辺のササ・つる草の除去

参加者

<顧問>
福島 司 
<教職員5名>
(職員5名) 吉野正巳事務局長/柴田 大施設課長/坪谷英樹主査/伊藤正秀/野口健一郎
<OB29名>
辻巻 孝(昭34商)/兵藤 浩(昭34経)/石井暉雄(昭35経)/岸田加代(昭35家)/國持重明(昭35経)/國持良子(昭35家)/田中政彦(昭35経)/田中由美子(昭35家)/白石武夫(昭35法)/若林照二(昭38商)/中居紘一(昭38経)/籏野友夫(昭38経)/籏野充子(昭38家)/志田哲朗(昭39経)/鈴木徹郎(昭39社)/八藤南洋(昭40経)/関戸康男(昭40社)/津田正道(昭42商)/徳永興亜(昭42商)/佐藤征男(昭42経)/佐藤芙美子(昭42家)/西村周一(昭42経)/湯川敏雄(昭42社)/五島康晴(昭44経)/鐘江健一郎(昭44法)/保坂証司(昭44社)/川ア勝晤(昭46経)/村本卓生(昭46経)/大川宏明(昭47経)
<団体参加9名>
(41年植樹会サークル) 江口清象(経)/金田良夫(経)/関野 衛(経)/三浦義樹(経)/水野健吉(経)/山口篤一(経)/樋口文夫(法)/中山信正(法)/飯野良吉(社)
<学生31名>
一橋祭関係9名 (志田敏洋(経3)/相馬崇志(経3)/菰田智紀(社3)/久米野萌子(社3)/中野 卓(社3)/領木佑介(社2)/宇野 舞(商1)/白石竜治(商1)/安藤森太郎(法1)/ 津島美香(社1))
Pro−K(とれたの)6名 (折田千明(商3)/小塚翔太(商2)/奥谷真衣(商1)/田村洋貴(商1)/吉原彰吾(商1)/西山大貴(経1))
KODAIRA祭関係3名 (笹部 凌(商2)/宮島壮史(経2)/阿川弘幸(法2))
応援部2名 (安永勇太郎(経4)/原田義史(商2))
チームえんのした1名 綾宏次郎(法4)
合唱団ユマニテ1名 冨澤佳央(社4)
空手部1名 真勢春海(社1)
その他1名 荒木 恵(法4)
植樹会6名 (古川智子(法4)/小川優貴(社4)/青山佳広(商3)/藤田崇文(経3)/有上ひとみ(社3)/田島壮一郎(社3))

(参加者総数75名)




平成23年6月17日(金)一橋植樹会第95回月例作業レポート


作業班  川崎勝晤(昭46経) 記

 植樹会にはジンクスがあります。「雨天中止の無い植樹会」というジンクスです。今まで、100回近くの作業回数を重ねているのに、雨天中止としたのはわずか1回です(多分)。当日も、朝から小雨が降り続き、雨は午前中のみの予報が、午後まで降り続くに変わりました。しかしながら、植樹会のジンクスを皆さまよくご存知だったようで、作業開始時刻には38名のOB、31名の学生、6名の教職員の合計75名の方々が集まりました。作業は、3場所3チームに分かれて行われましたが、準備体操の直前に雨が強くなり、急遽、福嶋先生から、本日の作業予定であったカタクリの播種にちなみ、カタクリのお話をして頂きました。内容は次のとおりでした。

 「カタクリは、春暖かくなると地中の球根から芽を出し、雑木林の日当たりで花を咲かせ、上にある木々が葉を展開するまでの2,3ヶ月の短い期間に花を咲かせ、受粉し結実させる。その可憐さからスプリングエフェメラルと呼ばれる花の一種です。仲間に、イチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲなどあります。受粉はギフチョウによって行われ、種にはエライソームという物質を付着しており、これが蟻の好物で、種子を遠くに運ぶのに役立っています。日本以外では北米で20種ほど生息しています。日本ではピンクの花が多いが、北米では黄色の花が多い。地球上には三千万年前にあらわれ、その頃はブナ林の林縁で生息していました。近年は雑木林を生息場所にしていましたが、雑木林が手入れをされなくなり、カシなどの常緑広葉樹が繁茂するようになって、カタクリが住みにくくなっています。また、光合成ができる時間が1年で2,3ヶ月なので、成長に時間がかかり、1年目は細いひも状の茎が生えるだけ、4年目ぐらいで双葉がつき、8年目でやっと花が咲きます。その保護には継続的な雑木林の手入れが必要です。東京では秋川の切欠が有名です。なお、花言葉は繁栄です。」

 含蓄のあるお話で、質問もあり、充実した雨宿りの時間でした。

カタクリのお話をする福嶋先生

福嶋先生の話を聞く参加者

雨も止み、当日の作業が開始されました。

1)岸田ロード南側

 この地域は、最近雑草が日に日に丈を伸ばし、勢いを増している地域です。中居リーダー以下15名で、大鎌、刈払い機4台を利用した除草作業でした。小雨のけぶる悪環境の中での作業でしたが、人力と機械力を統合し、見た目で成果が実感できました。

2)廃材置き場周辺と「つどいの森」周辺

 福嶋先生の指導の下、五島リーダー以下10名で作業が実施されました。国際交流館の東側はゼロエミッション実現の為廃材置き場となっていますが、見た目が悪い為、目隠し作業を実施しました。方法は岸田ロードの北辺に生えているアオキを30株以上抜き取って、道路沿いに移植する作業でした。移植地域はアオキで三角形に縁取られ、今後アオキが成長すれば、オシャレな地域になるのではと期待されるものがありました。

 アオキ移植作業後は、昭和45年卒の樋浦理事から送られたカタクリの種の播種を実施しました。昨年樋浦氏から贈られたカタクリの球根を瓢箪池の周辺に15株植えつけましたが、今年は5株が花を咲かせました。播種場所は昨年植付した場所周辺の5ヶ所です。

 そのあと、哲学の道の東側にある「太田先生のしのぶ会」が寄贈した「つどいの森」の北側の木々が枯れたために、池の周辺にあったアジサイから枝をとり、挿し木を実施いたしました。今後、アジサイロードと名付けられる一帯が出来るのではと楽しみになりました。

アオキの株の採取

アオキの株を植付

植付られたアオキ

3)西キャンパス第二研究館周辺

 第二研究館前の植込みの除草作業を樋口リーダー以下10名強で実施いたしました。第二研究館南側はササやツルが蔓延り、ツツジが負けそうな状態でしたが、雨の中のツツジの救出作業は成功したようです。また、国立の象徴である赤松にもツルが絡みつき見苦しかったのですが、この作業で、スッキリと赤い樹肌が見えるようになりました。

第二研究館前

作業前

作業中

作業後

交流会

 学生主体で行われ、小川優貴さんが司会をなさり、見事に仕切られました。「とれたの」の産物を利用した交流会なので、開始前にスライドを利用し、商学部2年の小塚翔太君から「とれたの」の紹介がありました。それによりますと、国立市から地産地消を目的に、遊農研究会に国立市の特産品を作って欲しいという要請がありました。国立は知る人ぞ知るホウレンソウの産地であり、これを粉末にし、古くからある祝いの席でウドンを食べる習慣と結びつけ、ホウレンソウウドンを生みだしたとの事、目標は七色のウドンを揃えることだそうです。

スライド終了後交流会が始まりましたが、主菜は「とれたの」の緑のそうめんとピンクのそうめんでしたが、雨中の活動の後で、皆さんの食欲は盛んでした。さらに、今までにないサプライズがありました。サラダバーが会場中央に設定されたのです。@新タマネギのスライスと、Aダイコンとミズナとジャコの胡麻和え、B「とれたの」の野菜のラディッシュ、トマト、ホウレンソウのサラダなど三皿が置かれました。籏野夫人、岸田夫人、國持夫人、佐藤夫人のアイデアです。

なお、宴では、今回初めて参加された昭和42年卒の津田氏が「一橋に器械体操部を創り、今でも津田塾で教えている。」と話され、又昭和46年卒の村本氏が「在学中は、ボート部と合唱のコールメルクールの文武両道で活躍した。」との自慢話と、4年の冨澤佳央君から「就職も決まったので、今後も参加したい。」との挨拶がありました。

挨拶する津田氏

挨拶する村本氏

最後に、当日行った植樹会が計画している「国立キャンパス 緑の10景」の学生投票は、21名が参加してくれたことを報告いたします。

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