作業班 湯川 敏雄(昭42社) 記
11月初めに開催される一橋祭を前にして、今年も一橋祭運営委員会との協働による作業を10月25日(火)に行いました。10月度としては、10月8日の休日作業に続く2回目の作業でしたが、一橋祭運営委員を中心に、総勢102名(教職員2名、学生88名、OB12名)が参加しました。
今回は、(1)西キャンパス西門付近と、(2)東キャンパス北門周辺の2箇所に分かれて作業を行いました。当初作業を予定していた5箇所のうち、兼松講堂西側と消防器具置場横は10月初旬に大学がキャンパス全体の手入れを行った効果があって全く作業の必要がなく、保健センター南側通路は狭い範囲なので志田さんに刈払機での作業をお願いしました。
まず、(1)の西門付近は、作業着手前は雑草が伸び放題で、長靴でも入るのが躊躇されるような状況でしたが、太い雑草を鋏で刈り取るグループ、刈り払機で草を刈るグループ、刈った草をまとめて処理するグループに分かれ、それぞれの動作がうまく連携が取れて、きれいに作業を終了させることができました。最後に丸太を片付けて、臨時の駐輪場としては充分な出来映えでした。一方、(2)の東キャンパス北門付近では本館側の駐車場スペースの除草を機械で行い、反対側の駐輪場エリアは、雑草は殆どなかったので、掃き掃除を行い、枯れ枝や落ち葉をきれいにしました。ただ、ここでは明らかに放置された自転車が数台あり、美観保持のうえからも自転車の問題を考える必要を感じさせられました。そのほか配水施設前の枯損木を伐採し、余勢を駆って配水タンク奥で不要木2本を伐採、またボクシング部前のヤマグワの枝下ろしも行いました。
作業終了後は、いつものように交流会が開かれ、今回はOBのご婦人方が参加されなかったことから、準備も、進行役も学生主導で行いました。10月下旬といいながら、夏日というほどの暑さであったので、特に飲み物の売れ行きが良かったようです。
池近くの藤棚は柱と桁しかなかったのですが、応急的に修理を実施しました。横桟はキャンパスに生えている真竹を使いました。藤棚は骨格ができてしっかりとしました。「哲学の道」から見て、藤棚の存在を認められるようになりました。
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交流会の様子 |
かくて今回も無事に作業を終えることができました。作業を運営していく立場からは、作業の出来映えはともかく、大きな怪我もなく終了できれば、ホッとするのが正直なところです。
考えてみれば、今回まで通算99回の作業で、大きな事故が皆無であることは、ある意味幸運であるといってよいのかも知れません。実はこの作業の数日後、小生自身が某所での森林作業にて、鎌で足を怪我してしまい、安全の意識を不断に保つことがいかに難しいか、またほんのわずかなスキをついて起こるのが事故であることを、身を持って体験いたしました。とはいえ、安全を運にゆだねるわけにはいきません。これからも、せいぜい注意喚起をしていきたいと考える次第です。 |