作業班 中居紘一(昭38経)
連日記録的異常乾燥が続き、関東の住民はそろそろお湿りがほしいなと思っていた矢先、
選りによって予定していた1月の作業日が朝から小雪交じりの天候となり、急遽作業は中止となりました。
しかし、当日は恒例のブリ大根を賞味する企画があり、又、昼頃には作業参加者が70人を超えたこともあり、予定どおり学生を交えての交流会を実施することとし、当初作業に当てられた時間を職員集会所での臨時報告会、続いて2班に分けてキャンパス巡りをすることになりました。
籏野会長、八藤副会長より今年度の植樹会の活動実績、今後の方向等について話がありトピック的な話題として下記の報告がありました。
1 緑の30景
植樹会作成による「緑の30景」の小冊子を昨年10月の如水会理事会においてが披露した処、大変好評を博しました。 これが切っ掛けとなり、大学側はこれをこれから一橋を受験する高校生の所属高校に配布することを決定し、急遽1,300冊増刷を要請されました。 当初は在学する学生にキャンパスの美しい自然の存在を教えようとのideaから始まったのが、想定した以上に立派な印刷物に仕上がった結果、思わぬことにお役に立ち、編集に携わったメンバーの労が報われたものと思われます。 今後は、植樹会の会員への配布や、入会勧誘のPR等多目的に使われて行くでしょう。
2 学生植栽ゾーンの設立
学生が西生協前に花壇を作りあげ、これから自主的に運営していくことになりました。
美しい花々が咲いているので立ち寄って鑑賞してください。
3 植樹会主催の寄附講座の設立
昨年春から約1年間掛けて検討してきた寄付講座(夏季)の開設が漸く決まりました。
「緑の科学」と題したこの講座は4月から15回に分けて開かれる予定で、現在、大学側で最後の詰めを行ってます。
*講座名 |
緑の科学(自然科学) |
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*講師 |
福嶋先生 |
国内外の現場に基づく緑(森林など)の講義(10回) |
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筒井先生 |
専門の生物学をベースに講義(2回) |
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関如水会事務局長 |
エネルギー問題を中心に講義(3回) |
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15回の内に2回、field workも入ります。 |
*単位 |
2単位 |
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報告する八藤副会長 |
以上の報告の後は、依然雪の舞う中でしたが、佐藤幹事、川崎幹事2人の森林インストラクターによる「緑の30景」を手にキャンパス巡りが行われました。 両講師による「流石、専門家!」の興味深い話を交えてのガイドに日頃本学のキャンパスに疎い多くの学生諸君には有意義な時間だったようです。
寒い中から戻った後は恒例の交流会でした。 今回は前月作業の際に5人で約600個収穫した夏ミカンの一部を使って会長が自ら時間と労力をかけて作られたマーマレード、オレンジピールを皆で味わいました。 夏ミカン狩りが始まって以来定着した感のある恒例の行事ですが、夏ミカン特有の苦みと甘味が適度に調和して立派な出来栄えです。 会場内では、「本学のサークル、Pro-Kで地元野菜の生鮮食材を扱うだけでなく、夏ミカンを使った加工食品生産も手掛ければいいじゃないか?」との声も飛び出した位でした。
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リヤカー一杯の夏ミカン |
マーマレード作りに励む籏野会長 |
出来上がったオレンジ・ピール |
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美味しく味わう |
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本日のメインは福嶋先生が持参された寒ブリをmy包丁で解体し、分厚い切り身の刺身に、会員の早川氏が船橋から持参された自家栽培の大根12本等を材料に会員のご婦人方の味付けでまさに食欲をそそるブリ大根料理が完成しました。
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ブリを掲げる米山夫人 |
ブリ大根作り |
合間に一寸一杯 |
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ブリ大根の出来上がり |
かなりの量でしたが、食欲旺盛の学生諸君が中心に食し、短時間でメインの料理はなくなりました。
その後、新学生幹事候補の自己紹介と幹事の中西晶子さんから東日本大地震で被災した岩手県陸前高田市に1万7千本の桜を植える構想の紹介と協力の呼び掛けがありました。中西晶子さんは既に2回現地入りして居り、卒業前の3月11日、桜の植樹に再び出かける予定で同士を募っています。 協力への具体案は次回月例作業日に提案されることになりました。
締めには応援部の新キャプテン、伊藤君のリードによる校歌(武蔵野深き)を斉唱し意気軒昂の中で散会しました。
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