作業班 湯川 敏雄(昭42社)
平成24年度第1回、通算105回となる定例作業が4月13日(金)に行なわれ、総勢91名(教職員5名、学生41名、OB45名)が参加しました。
今回は、(1)ススキのゾーン(第二)、(2)国際交流会館前通路沿い、(3)統計情報センター奥の林地の3ヵ所を主な作業場所とし、それぞれ時間内に概ね予定通りの作業を終えることができました。そのほかに、福嶋顧問を中心とした山菜採集チーム、田中顧問を中心とした「ひこばえ」カットチーム(各4〜5名)が別働隊として活動を行ないました。
(1)ススキのゾーン(第二)は、昨年秋から空手道場の新築工事が行なわれ、立入が制限されておりました。ここでは、川崎さん(昭46)をリーダーに、約20名で、工事で整地された部分の石を取り除く作業と、伸び放題にしていたススキ、ハギを刈りこむと同時に奥の方へ移植する作業、それに刈払い機で如意団部室前、御衣黄周りのササなどを刈る作業を行ないました。15〜20cm程度の石でも重機に踏まれているために、地面が硬くなっていて大分苦労しました。また、ススキの株も、40cm位の大きさに育っていて、かなり力の要る作業となりました。
(2)国際交流会館前では、あらたに作業班メンバーになった関戸さん(昭40)を中心に、将来ストックヤードの目隠しとなるよう、通路沿いにアオキを移植しました。また、植木についての造詣の深い三浦さん(昭41)の指導のもと、ヒョウタン池南側から樹高2m前後のツバキ2本を間引き、ここに移植しました。今回初参加の芦田さん(昭47)もツバキの移植に参加、「こんなに汗をかくとは思わなかった」と感想を述べていました。
国際交流会館前通路沿いのストックヤードの目隠し植栽
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移植用の穴掘り |
移植後のアオキ |
(3)統計情報センター奥の林地は、先日植樹会の有志が下草刈りを行ない落下枝が大量に散乱していることが判明したもので、ここでは夏目さん(昭41)をリーダーに、約30名が枯れたり風で折れたりして落下した枝の整理にあたりました。各自ノコギリや刈り込み鋏を手に、大きなものでも2m以下になるように裁断して何ヶ所かに積み上げました。なお、このエリアでは統計情報センターの工事の関係で出た土砂を建物の奥で処理し、地ならししたため、林地がかなりの広さで壊されていました。早く回復することを願いますが、工事の際にもう少し配慮してもらえたらとも考えます。また、この林地の枝の整理では、ある程度は予想されましたがプラスチック、空き缶などのゴミがかなり出ました。よく「類は友を呼ぶ。」といいますが、 ゴミもまた然りです。 一般にゴミひとつないきれいな場所にゴミを捨てるのは憚られますが、ゴミが散乱していると、その抑制も薄れるものです。かくてゴミがゴミを呼ぶことになります。さて、ここでは流石にわれらが植樹会員。誰に言われるまでもなくビニール袋にゴミを集めてちゃんと処理していました。特に学生諸君に申し上げたいのですが、ゴミを拾ってきれいに片付けることは、もし放置したら将来そこに捨てられるだろう何倍もの量のゴミの発生を防止することにつながる行為でもあるわけです。日頃、キャンパス内で落ちているゴミが目に入ったら、これを片付ける勇気とゆとりを常にもっていただきたいものです。
統計情報センター奥の林地の落下枝整理
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作業中の様子その1 |
作業中の様子その2 |
一休み |
さて、今回は新年度ということもあって、作業に入る前にまず籏野会長より挨拶があり、会長交代の意向が示されて後継を予定されている八藤副会長が紹介されました。そして作業終了後は、山菜テンプラの準備が整うまでの間に初参加の鈴木さん(昭46)の挨拶と、福嶋顧問による食べることのできる植物(およそ80%の植物が摂食可能とのことです。)の解説があり、その後、キャンパスの中でとれた食材のテンプラなどで舌鼓をうちました。交流会では、OB会員のご婦人方に混じって、田崎先生が厨房に入られ、大量の食材を揚げる主役を担ったことを特筆しておきたいと思います。
最後に道具類を片付けていて気がつきましたが、今回はホーキ、クマデ、カマを全く使いませんでした。これは小生のこの3年間の経験で全く初めてのことですが、なにはともあれ、おかげさまにて今回も無事に定例作業を終えることができました。参加いただいた諸兄姉にお礼を申し上げると共に、来月の作業にもぜひご参加いただくようお願いいたします。
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