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平成25年9月20日(金)一橋植樹会第123回作業レポート |
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作業班 川ア勝晤(46経) 記 8月の植樹会の作業はお休みだったので、2ケ月ぶりの作業となりました。天気は晴れ。参加者は、顧問・教職員4名、OB46名、学生59名 合計109名でした。 この日の作業は、東キャンパスでは10月20日秋に予定されている植樹会の休日作業で実施されるイベント(20本程の苗木の植樹)の準備作業であり、西キャンパスでは11月初旬の一橋祭の為の準備作業でした。同時にそれらの作業は、両地域とも、人間生活への害が大きい植物の退治作業でした。 東キャンパスでは、10月に実施予定の植樹会植樹作業予定地の整地を実施しました。苗木20本ほどの植樹を予定しています。植樹会の「100年の森」実現の一歩として実施されるものでもあります。OB・学生それぞれ約25名が参加し、地域はマーキュリータワーの東側です。主な作業は不要樹木の伐採とクズのツル退治でした。 伐採作業は鳥の運んできた種から生えたのであろうムクノキを5本、移植されたもののツルにまかれてすっかり弱ってしまったモチノキなど2本を伐採、まずチェンソーで倒し、次いで手鋸で枝葉を細かくしてリヤカーで運搬する流れでうまく分担してできたと思います。一方、クズの処理部隊もカマやハサミを手に片っ端からツルを手繰り寄せては切る作業で、対象地の半分近くを覆っていたクズも殆ど片付けることができました。
クズは秋の七草の一つで、花は紫色の小さな花を房状につけて可愛らしいく、根などは食用にも利用されていますが、一方で、そのあまりに旺盛な繁殖力から人間に嫌われてもいます。かつて米国に持ち込まれ、緑化・土壌流出防止用として政府によって推奨され、20世紀前半は持てはやされたという事です。しかし、現在ではその繁茂力の高さで、有害植物ならびに侵略的外来種に指定され、駆除が続けられているそうです。学内でも、監視を怠らず定期的な刈取りをする必要がある植物です。 西キャンパスでは、一橋祭向けの駐輪場づくりと統計情報センター周辺の手入れが行われました。参加者はOB約20名、学生約30名です。これまで駐輪場は、西キャンパスと東キャンパスにそれぞれ1ケ所あったのですが、一橋祭の見学者、参加者が増えて、駐輪場の増強の希望が増えていました。あらたに、駐輪場に決定した地域は西キャンパス北門を入って右側の地域です。この地域は、これまで北門のエンタランス部分としての位置づけから、門からの道には桜が植樹されています。駐輪場に指定された地域は今夏の記録的な猛暑を経たためか、雑草類がぼうぼうと伸びきっている状態でした。作業は、駐輪場にする為の除草作業が主でした。ここは、OBを中心に3台の刈払機を駆使した作業でした。このため、併せて実施された経済統計センターの南側と東側の除草作業は、学生を中心としたカマやハサミを使用した手作業が主でした。この地域で目立ったのは、北アメリカから渡来したヨウシュヤマゴボウがたくさん生えていた事です。誤食すれば死に至る危険のある有毒植物です。丈は1~2mほどあり簡単に切り倒せますが、今後を考えれば根から抜くことが必要です。「ヤマゴボウ」の名のごとく、その根の張りの強さは強靭でした。写真のごとく、直径3~5cmある直根でした。抜き取りは容易ではなく学生の若き快腕に頼る事、大でした。実は紫色で垂れ下がり一見ブドウのようですが、食べられません。全体にわたって毒があり、果実も有毒です。毒性は根>葉>果実の順ですが、果実中の種子は毒性が高いそうです。一橋祭には児童、幼児の参加、見学も多いので、彼らの誤食を防ぐためにも、継続的な除去作業が必要です。
OB、学生の精力的な除草作業で山積みになった刈り取られた雑草は、駐輪予定地はリヤカーを使用して男子学生が、統計情報センターでは袋を利用して女子学生が活躍して、的確に処理されました。予定の3時半までには、駐輪場予定地の除草も統計センタ南側と北側の除草も、ほぼ予定どうりに終了することができました。 西キャンパス北門付近
終了後は、東生協での交流会が、なごやかに実施され、17時前に解散となりました。
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