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愛好会:旅行 バックナンバー02


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旅行愛好会・「海岸美と豊かな自然を堪能!!積丹・ニセコ3日間の旅」・開催案内

平成20年5月16日
昭和42年会会員各位
幹事:小杉俊二(A)、檀上正泰(I )、河井征治(G)

拝啓
陽に映える新緑が目にやさしい誠に気持ちの良い季節となってまいりましたが、お元気におすごしのこととお慶び申し上げます。
当「旅行愛好会」第7回旅行につきまして、下記の通りご案内申し上げます。今回は北海道の「積丹・ニセコ3日間の旅」といたしました。積丹半島は「シャコタンブルー」と呼ばれる紺碧の海と奇岩、断崖絶壁が織りなす「日本の渚百選」にも選ばれた海岸美を誇りますが、それを愛でながら数キロのウォーキングを楽しみます。
また、ニセコの神仙沼とその周辺の森と湖を巡ってほぼ半日、ネイチャー・ガイドの案内により森林浴を満喫しながらトレッキングを行います。
さらに、料理の美味しいことで有名な「白老創作木彫荒井工芸舘」と、数日前に洞爺湖サミットが開催されたばかりの「ウィンザーホテル洞爺」にも立ち寄りますので、特にご夫人方に喜ばれるものと存じます。
この間、藤崎史夫さん(昭43経)が経営される「仁木農場」で最盛期のさくらんぼを賞味し、夏花壇を鑑賞するとともに、農作業も体験いたします。
このように豊富なメニューをしかも格安料金にて企画いたしましたので、是非多数の方々のご参加をお待ち申し上げております。

敬具

1、 日程
平成20年7月11日(金)〜13日(日)

2、 行程(====は貸切バス利用)
(1) 7月11日(金)
8;00羽田空港集合
9:00羽田発―ANA055便―10:30新千歳着
11:00==12:30「浜善」着(余市町。藤崎さんのご紹介)、昼食
13:30==13:45ニッカウヰスキー工場見学
14:45==15:15仁木農場見学
17:00==17:45小樽ヒルトンホテル泊
夕食:「小樽倉庫」(小樽ビールで有名なレストラン)

(2) 7月12日(土)
8:00ホテル発==積丹半島巡り==神威岬==12:00昼食・岩内で海鮮丼賞味
13:00==13;45ニセコ・アウトドア・センタ――ネイチャーガイドの案内でネイチャートレッキング(約3時間)――17:00昆布温泉泊「ホテルあしりニセコ」

(3) 7月13日(日)
8:00昆布温泉==羊蹄山==9:00洞爺湖散策10:00==ウインザーホテル洞爺(ティータイム)
11:00==12:00白老・創作木彫荒井工芸館・昼食
13:00==14:00新千歳空港。 新千歳空港15:30発―-ANA68便――羽田空港17:05着

3、 費用
一人約89,000円
(この他に現地で若干追加費用が発生する見込みです。)

4、 参加申し込み
6月13日(金)までに河井あてお申し込みください。
今回は先着20名で締め切りといたしますので、早めのお申し込みをお勧めします。

以上

追伸
今回の計画は新設された「旅行を巡る放談会」の初回(5月8日(木)出席者<敬称略>峰崎D、杉本E、小杉A、田所G、柏田I、檀上I、河井G、玉木秘書の8名)および第2回(5月12日(月)出席者<敬称略>峰崎、小杉、羽山I、河井の4名) における検討を経て策定された、いわば「手作りの旅行計画」です。
ご協力いただきました皆様へ厚くお礼申し上げます。今後とも「放談会」等を活用しつつ「手作り型の計画」を指向していきますので、皆様も是非ご参加ください。
なお、今回の旅行は「峰水会」と共催となっており、42年会の北海道の会員もご参加されますので、お含みおきください。

河井(記)

河井連絡先:自宅FAX:042-721-3221
会社メルアド:kawai-se@act.tokodenko.co.jp

旅行愛好会・今後の運営方針についての検討会

日時:平成19年11月20日(火)18時〜21時
場所:如水会館14階ラウンジ
参加者:田所保(G)、羽山章一(I)、高原正靖(L)、河井征治(G)

現学年会代表幹事・田所さん、現・新事務局長・高原さん、新幹事長・羽山さんの皆さんと「旅行愛好会」の在り方、運営方針について検討した結果、42年会としての特色を出しつつ、高まりつつある会員からのニーズに前向きに応えるべく、今後以下のような方針で運営することとした。

1、参加者一覧表の作成
過去に実施した6回の参加者一覧表を作成し、旅行愛好会の会員として登録する。
今後これらの方々に案内を差し上げるとともに、ご希望、ご意見を頂戴する。

2、新規参加者の勧誘
参加者一覧表に記載されていない方への勧誘に努力する。

3、会員参加型の色彩を強める
会員の意見・要望を良く聞きながら計画をたてる。言わば手作り型の旅行とする。
アンケートを会員からとってみることも要検討。

4、日程の多様化
従来は2泊3日一辺倒であったが、日帰り、1泊2日、2泊3日など日程の多様化を検討する。例えば日帰りでお祭に参加してみるなど手軽な「旅」も検討してみる。この結果年間の開催回数が従来の2回から若干増加することも可能とする

5、開催曜日の多様化
従来は金・土・日一辺倒であったが、例えば日・月・火曜日など、平日をより多く活用することを検討する。

6、幹事団の強化
従来とおり河井を幹事としつつも、副幹事を数名選任することとする。
以上の運営方針にもとずく平成20年度計画を近々具体的に策定することとした。

旅行愛好会幹事:河井征治

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平成19年度秋季旅行「世界自然遺産・知床の内部をたっぷり歩く会」打ち上げ会

日時:平成19年10月4日(木)18時30分〜21時
場所:日本銀行鳥居坂分館、1階レストラン
参加者:河井征治(G)、加藤良治(K)、高原正靖(L)、以上3名

9月14日(金)〜16日(日)実施した標記旅行の打ち上げ会を定席となっている日銀鳥居坂分館において開催した。旅行参加者11名の内、加藤さんと河井の2名に加えて、学年会の事務局長として種々ご助言、ご支援をいただいている高原事務局長にも出席いただいた。

好天にも恵まれ、三日間にわたって知床半島の奥深くまで入り込んで歩き回ったこと、とりわけ野生のヒグマにも出会う感激にも浸ったことなど、未だ生々しく残っている印象を語り合った。欠席者からの声を含めた今回の反響としては、「今回と同様、自然そのものに直接触れ合える旅行を希望する」「会費をより安くするために、従来の金・土・日曜日実施から、例えば日・月・火曜日への切り替えを検討しては」「海外も入れて欲しい」等々。こうした声を踏まえつつ近々来年以降の計画を立てることとしたが、引き続き年2回程度の実施を予定している。

旅行愛好会幹事:河井征治(記)

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如水会昭和42年会「旅行愛好会」平成19年秋季「世界遺産・知床内部をたっぷり歩く会」
――野生のヒグマに出会う感激にも浸った堪能の3日間

開催日:平成19年9月14日(金)〜16日(日) 2泊3日
参加者:岸本堅太郎(J)、植田紘(S41)、加藤良治(K)・康子、河井征治(G)・神一(長男)・左代子・花(小4)・太郎(小2)・健太(5歳)・太真樹(3歳)、以上11名

<はじめに>
当会は過去、「熊野古道」「白神山地」「屋久島」など世界遺産巡りを中心に実施してきたが、今回も2005年7月14日世界遺産に指定された「知床」――アイヌ語で「地の果て」を意味する「シリエトク」が語源――を巡ることとした。当会の前身であるゴルフ旅行会でも平成16年知床巡りをしたが、その際はいわば知床の外周を巡っただけであったのに対し、今回は世界遺産に指定されたことによりネイチャー・ガイドの同行があれば初めて立ち入ることが出来るようになった知床内部に入り込んだのが特徴。

<初日>
3年前と同様、標津漁業協同組合に立ち寄り、新鮮な魚貝を全員たくさん買った後、フレペの滝まで歩いたが、青空を背景に知床連山の眺望が素晴らしい(写真@)。フレペの滝はオホーツク海に面した高さ100mの断崖の割れ目から清水が涙のように流れることから「乙女の涙」とも呼ばれている(写真A)。この間、のんびり草を食むエゾシカにはよく出会った(写真B)。

<二日目>
早朝、原生林に囲まれて静かにたたずむ知床五湖に入る。3年前は1-2湖を巡っただけであったが、今回はさらにその奥の3-5湖まで分け入り約3時間原生林の中を歩き回った(写真C)。五湖はアイヌの伝説で「神様が5本の指をついて五つの湖ができた」と言われており幻想的な雰囲気が漂っている。また湖面に映る原生林や知床連山の美しさには思わず息をのんでしまう(写真D)。
次に、産卵のために川を遡り、産卵後は力尽きて一生を終えるサケの感動のドラマを実見したが、サケが生まれた場所に戻るのは「においでその場所を知るため」とガイドの綾野さんのご説明に一同感心することしきり(写真E)。
そして夕方近く、望遠鏡を覗いていた綾野さんが「ヒグマを発見した」と大声で叫んだ。全員彼の指差す方をみやると、正に大きなヒグマが川岸で餌を食べている様をはっきり見ることができ、大人も子供も「ヒグマだ」「ヒグマだ」と大騒ぎになった(写真F)。綾野さんによれば、野生のヒグマに出会える機会は滅多にない由、正に幸運であった。

<三日目>
知床遊覧船「おーろら号」に乗り、1時間半の硫黄山航路を楽しんだ。海からそそり立つ断崖(写真G)は最も知床らしい厳しさと美しさを兼ね備えており、断崖から流れ落ちる多数の滝ともども一同堪能し、今次旅行の締めとした。

旅行愛好会幹事:河井征治記

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(1)初日 フレペの滝まで原野を歩くー青空を背景に知床連山の眺望が素晴らしい (2)初日 フレペの滝―「乙女の涙」とも呼ばれている。 (3)初日 のんびり草を食むエゾシカ (4)二日目 知床五湖―3-5湖まで分け入る
(5)二日目 知床五湖の湖面に映る原生林や知床連山の美しさには思わず息を飲む (6)二日目 サケの遡上についてガイドの綾野さん(最前列)から説明を聞く
(7)二日目 野生のヒグマに出会う感激を味わう
(8)三日目 海からそそり立つ断崖は最も知床らしい


旅行愛好会・「世界自然遺産・知床内部をたっぷり歩く会」・開催案内

平成19年7月吉日
昭和42年会会員各位
旅行愛好会幹事:河井征治(G)

拝啓

陽に輝く樹々の緑が美しい誠に気持ちの良い季節となって参りましたが、その後もお元気にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
かねてより予告いたしております当会の「平成19年秋季旅行」を正式に下記のとおりご案内申し上げます。題しまして「世界自然遺産・知床内部をたっぷり歩く会」です。
すなわち、当会の前身であるゴルフ旅行会で、平成16年9月に実施した旅行では知床を外周しただけでしたが、平成17年(2005年)7月14日世界遺産に登録されたことにより初めて立ち入ることが出来るようになった知床の内部を「ネイチャー・ガイド」の同行案内により三日間にわたりたっぷり歩きます。移動は貸切バスを三日間共利用し、また足の弱い方でもたっぷり歩くことができるように無理のない行程を組みました。
また、3年前に立ち寄り大変好評を博しました「標津漁業協同組合」に田所さん(G)のご提言もあって、今回も立ち寄ることにいたしました。さらに宿泊先も月崎さん(D)のご友人が社長をされ、前回もお世話になりました「知床第一ホテル」に2泊いたします。
必ずやご満足いただけると存じますので、ご家族等のご同伴を含めて多数の方々の参加をお待ちしております。

敬具

1、 日程
平成19年9月14日(金)〜16日(日) 2泊3日
2、 旅程
<第一日目> 9月14日(金)
10:20羽田空港集合―11:25羽田空港発―ANA837便―13:05根室中標津空港着
貸切バス乗車−標津漁業協同組合―ブレペの滝散策(約2時間)−知床第一ホテル(泊)

<第二日目> 9月15日(土)
8:00ホテル発―知床5湖散策(約3時間)−昼食―ホンホロ沼散策(約2時間)−サケの遡上と動物観察(約2時間)−知床第一ホテル(泊)−夕食後「知床ナイト・シアター」へ案内(車で移動しながら夜間の動物生態観察と満天の星の観賞)

<第三日目> 9月16日(日)
7:30ホテル発―8:15知床遊覧船(1時間30分、硫黄山航路)―硫黄山周辺散策(約1時間)―昼食―12:45根室中標津空港着
13:45根室中標津空港発―ANA840便―15:30羽田空港着
3、 費用
お一人さま95,000円
注:某旅行社が募集中の同時期、同じ2泊3日の知床旅行が19万円余りですので、
当会はかなりの格安料金にてご提供させていただいております。
4、 参加申込
8月10日(金)までに河井宛お申し込みください。

なお、参加申込に際しましては,(A)参加者全員のフルネームと年齢、(B)羽田空港以外を利用したい(大阪、名古屋発着の直行便は女満別空港しかありません) などをお手数ですがお知らせください。
ご参加の方には8月下旬に最終案内をお送りいたします。

河井自宅FAX専用番号:042−721−3221
河井(会社)E-MAIL(kawai-se@act.tokodenko.co.jp

以上

旅行愛好会第5回平成19年春季、世界遺産「熊野古道を歩く」打ち上げ会

日時:平成19年5月8日(火)18時30分〜21時
場所:日本銀行鳥居坂分館
参加者:D吉宮隆彦、G田所保、河井征治、I檀上正泰、阿部祐一、L高原正靖、以上6名

本年4月13日(金)〜15日(日)実施した「熊野古道を歩く会」の打ち上げ会が写真交換会を兼ねて開催された。旅行参加者18名の内、関西・名古屋組5名と家族組等13名は残念ながら参加出来なかったが、残り5名と、高原学年会事務局長にもご参加いただいた。事務局長には当会の企画・運営に大変お世話になっており、打ち上げ会には毎回のようにご参加いただいている。会場は初回以来恒例となっている河井の前勤務先の厚生施設で、開会前、一同で庭の高く生い茂った樹々の緑や絨毯を敷き詰めたような芝生の感触を楽しんだ。

 

乾杯の後すぐに、それぞれが持ち寄った大量の写真の交換が始まった。旅行当日から3週間程しか経っておらず、未だ記憶が鮮明であるため、写真を目にすると心はたちまち熊野に飛んだ。初日歩いた「中辺路ルート」の見事な杉林と遥かに連なる山々の素晴らしい眺望、そして千古の霊気が漂う熊野本宮大社。二日目、熊野川川下りで仰ぎ見た両岸の絶壁、随所に落ちている滝、そして朱色に輝く熊野速玉大社。最終日、大門坂の幽玄な雰囲気を醸し出している杉並木と落差日本一の那智の大滝、等々。

そして今回の印象としては、田所君の高校時代の恩師・小鶴先生からご紹介いただいた語り部・小松勇二郎さんと福辻京子さんご両名の深みのある説明が非常に良かったこと、また旅行の最後に田所君にご手配いただいた「ケンケン鰹」は「正に生涯最高の味だった」との声で全員一致した。余談ではありますが、田所君は「南紀すさみケンケン鰹大使」に任命され、現在ご活躍中です。「絵に描いた餅」ではありますが、ケンケン鰹の写真をご高覧ください。

最後に、次回第6回は以下の要領にて開催する旨、河井より提案したところ、「家族を含めて再会できることを楽しみにしている」との声もあり、全員余韻を残しながら散会した。

旅行愛好会幹事:河井征治(記)

写真をクリックすると拡大します
ケンケン鰹

 

【次回の計画】
日程:平成19年9月14日(金)〜16日(日)2泊3日
場所:世界遺産「知床半島の内部を歩く」
1、 2005年7月14日「世界自然遺産」に登録されたことにより「ネイチャーガイド」の同行があれば、入れることになった知床半島内部を歩きます。
2、 3日間全行程上記ガイドが案内します。
3、 3日間無理のない範囲で歩行、登山を行ないますが、足の弱い方には別メニューも用意いたしますので安心してご参加ください。
4、 2泊とも温泉に宿泊します。
5、 正式案内は7月上旬に差し上げる予定です。

以上

旅行愛好会第5回旅行―平成19年春季、世界遺産「熊野古道を歩く」

年月日:平成19年4月13日(金)〜15日(日) 2泊3日
参加者:C尾崎孝・喜代、吉川晋平、D吉宮隆彦・みつえ、G田所保、山本亨、河井征治・神一・左代子・花・太郎・健太、I檀上正泰、阿部祐一・しづえ、L岩下久二男、41年会植田紘、以上18名

<熊野古道>
2004年7月1日、「紀伊山地の霊場と参詣道」がわが国で12番目の世界遺産として登録されたが、その参詣道「熊野古道」はわが国では唯一、また世界でも類例のない「文化的景観」が主役となった世界遺産。当会としては第1回の屋久島、第3回の白神山地に続く3回目の世界遺産巡りとなった。参加者は名古屋から尾崎ご夫妻、関西から岩下、山本、植田3氏も加わり、家族も交えた総勢18名の賑やかな一行となった。

<初日>
白浜駅にて全員合流したあと、田所君の恩師・小鶴先生よりご紹介された語り部・小松勇二郎さんに全日ご案内いただきつつ今回は「中辺路ルート」を辿る。まず熊野古道館にて全道の説明を受けたあと滝尻王子より熊野の聖域に入る。野中には、熊野の自然環境の破壊に単身立ち向かった博物・民俗学の巨人南方熊楠の手になる見事な杉林があり、中でも南方に向かって聳え立つ巨大な一方杉(いっぽうすぎ)には圧倒される。発心門(ほっしんもん)王子から伏拝(ふしおがみ)王子までの4.5キロを約2時間歩いたが、左右の杉並木が美しく、また畳畳としてはるかに連なる山並みの眺望が素晴らしい。この古道はかって後鳥羽院、藤原定家、和泉式部なども歩いたという。
夕闇迫る頃、神代杉の巨木に囲まれた熊野本宮大社に到着。創建は紀元前37年とされる大社は森閑として千古の霊気が漂うといった雰囲気で、全員厳粛な気持ちでお参りをする。当夜は川湯温泉に投宿するが、川中の露天風呂を堪能する。

<二日目>
小松さんと同様小鶴先生からご紹介された語り部・福辻京子さんと合流し、以後二日間ご案内をいただく。まず熊野川川船センターから2台の和舟に分乗し、熊野川の川下りを楽しむ。両岸の絶壁を覆う深い緑の樹々、随所に落ちている滝などを望見しつつ、福辻さんが奏でる和笛の音色も楽しみながら正に「川の熊野古道」を下り、約2時間で新宮市に到着。
同市ではまず熊野川を背にして朱色に輝く社殿が美しい熊野速玉大社にお参りする。同大社は熊野三山(本宮・新宮・那智)の中で社務を総括する熊野別当の本拠が新宮に置かれていたこともあって、特別な地位を占めていた。次いで当地出身の文豪・佐藤春夫の記念館や秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めて渡来し永住した徐福(じょふく)を祀る徐福公園を訪れた。当夜は南紀勝浦温泉に泊まったが、温泉場の眼下に広がる海山の眺望が素晴らしい。

<三日目>
前夜、熊野比丘尼の姿で福辻さんが絵解きをしていただいた那智参詣曼荼羅を頭に描きながら早朝、那智山を目指し大門坂を登る。大門坂は熊野で最も美しい苔むした石段を残し、文字通り林立する周囲の老杉と調和して幽玄な雰囲気を醸し出している。青岸渡寺(せいがんとじ)に着く。ここは西国第一番札所として名高い古刹で、三重の塔とはるかかなたに望見できる那智の大滝との調和が素晴らしい。次いで熊野那智大社と那智の大滝。滝は落差133メートルで日本一。三島由紀夫は滝を「猛々しい巨大な神」と記しているほか、アンドレ・マルローも「那智の滝に永遠を感じた」と書いているが正に実感。
帰路、田所君のご案内で同君のご出身地すさみ(周参見)町のホテルで「ケンケン鰹」を賞味したが、もちもちと舌に纏わりつくような味は正に最高であった。

  最後に、今回ご参加されご協力いただいた皆さんと実質的に幹事役の過半を努めていただいた田所君に心からお礼申し上げます。

旅行愛好会幹事:河井征治(記)

写真をクリックすると拡大します
初日 発心門王子から伏拝王子までを歩く
−最前列左側がご案内いただいた語り部小松勇二郎さん
初日 熊野本宮大社にて
−森閑として千古の霊気が漂うといった雰囲気
二日目 熊野川の川下りを楽しむ
−左から阿部夫妻、尾崎夫妻、植田さん、岩下さん
二日目 新宮市内の熊野速玉大社にお参りする 日目 那智山を目指して大門坂を登る
−左側の前後が尾崎夫妻、右側同が吉宮夫妻、中央の前が福辻さん、同後が
河井
三日目 那智の大滝は落差133mと日本一
−左から吉川、岩下、尾崎、田所、山本、尾崎喜代、檀上の各氏


旅行愛好会・世界遺産「熊野古道を歩く」・開催案内

平成19年2月13日
旅行愛好会幹事:河井征治

拝啓

早くも春の便りがちらほら聞かれ始めましたが、引き続きお元気にお過ごしのこととお慶び申し上げます。

さて、本年春の「旅行愛好会」旅行につきましては、2004年7月世界遺産に登録された「熊野古道」とする旨既にご案内済みですが、その詳細につきまして下記のとおりほぼ決定いたしましたので、正式にご案内申し上げます。

本件は昨夏以降、岩下久二男(L)・学年会関西担当幹事と打ち合わせを進めておりましたが、その後和歌山県出身の田所保(G)・学年会代表幹事の全面的な支援も得てまとまったもので、いわばこの3者の共同提案によるものです。去る2月1日(木)大阪市内で開催されました「関西42年会」の席上、かなりの関西地区会員から「参加」の申し込みを頂きましたが、本件が東・西両会員の交流を通じまして、本年10月13日(土)開催予定の「卒業40周年記念大会」盛り上げの一助となれば、幹事としてこれに優る喜びはありません。 ご家族等を含めて多数の方々とご一緒出来ますことを心から楽しみにしております。

敬具

1、 趣旨: 世界遺産「熊野古道を歩く」

2、 日程: 平成19年4月13日(金)〜15日(日) <2泊3日>

3、 旅程:詳細は後述   
ほぼ全行程専門の「語り部」が同行し、その案内を聞きながら巡ります。
さほど難しくない道をゆっくり歩きますので、足の強くない方でも心配はありません。 二晩とも温泉に宿泊します。

4、 費用:東京組:約73,000円、関西組:約68,000円
2名1室を希望される方は、2泊で一人1万円(2人で2万円)増となります。
参加人数によって費用は若干増減いたします。

5、 参加申し込み:3月16日(金)までに河井宛お申し込みください。
ご参加の方には4月初めに最終案内をお送りいたしますので、
受領後、出発日までに河井口座にお振り込みお願いします。
河井自宅FAX専用番号:042−721−3221 
河井(会社)E-MAIL(kawai-se@act.tokodenko.co.jp

以上

<旅程>

第1日目: 平成19年4月13日(金) 「中辺路を楽しむコース」    

東京組: 羽田発09:05―JAL1381−南紀白浜着10:20―紀伊白浜着10:40
関西組: 新大阪発09:02―特急オーシャンアロー5号―紀伊白浜着11:17    
紀伊白浜駅発11:30―滝尻王子―高原霧の里(昼食・栖雲寺散策)―発心門王子―
伏拝王子・・・熊野本宮大社・大斎原―湯の峰温泉(泊)または渡瀬温泉(泊)

第2日目: 平成19年4月14日(土) 「熊野川と新宮を楽しむコース」    

ホテル発―道の駅熊野川川舟センター〜〜和船川下り〜〜新宮―熊野速玉大社(昼食・散策)―新宮市内観光(徐福公園、神倉神社、佐藤春夫記念館、西村伊作記念館ほか)―紀伊勝浦・ホテル浦島「山上館」(泊)

第3日目: 平成19年4月15日(日) 「那智を楽しむコース」    

ホテル発―那智大門坂登り口・・・滝見の下り口・・・熊野那智大社、青岸渡寺・・・滝見の坂・・・那智の滝(滝壷)・・・滝見の坂―串本駅(関西組下車)―南紀白浜

関西組: 串本発16:37−特急スーパーくろしお32号―新大阪着19:51
東京組: 南紀白浜発19:30−JAL1386−羽田着20:35

旅行愛好会平成18年秋季旅行打ち上げ会

日時:平成18年11月20日(月) 18時30分〜22時
場所:日本銀行鳥居坂分館
参加者:C横田光太郎、G河井征治、I檀上正泰、羽山章一、L高原正靖、以上5名

当旅行愛好会は、春・秋年2回の旅行実施後、概ね3週間経ったところで日本銀行鳥居坂分館にて打ち上げ会を開催しているが、本年10月27日(金)〜29日(日)実施した「湯布院・杖立温泉・阿蘇」旅行の打ち上げ会を11月20日(月)開催した。旅行参加者の内、K加藤良治君と檀上夫人、河井の長男一家5名の計7名は欠席されたが、横田・河井・檀上・羽山の旅行参加者4名のほか、過去の経験を踏まえつつ数々の貴重な助言をいただいた高原・学年会執行部事務局長にもご出席いただいた。(当打ち上げ会には毎回執行部からどなたかご参加いただくことを恒例としている)

【今回の旅行】
3日間とも素晴らしい好天に恵まれた上、ベテランガイドさんの巧みな案内振りもあって、「初めての土地ではあったが満喫できた」(檀上君)との声が多かった。
特に柳宗悦が紹介し、英国陶芸家バーナード・リーチも激賞した小鹿田(おんた)焼は多数の方が購入したが、「自宅で常用しているが、実に暖かみと奥深さを実感している」(羽山君)方がほとんど。
また「阿蘇も素晴らしかった」との声も多かった。「周囲100kmを越える外輪山の雄大さに圧倒された」(横田君)が、さらに「100m眼下の火口で黄緑色のマグマが沸騰している様を望見できて本当に感激した」との声が全員から寄せられた。

【来年の計画】
春季旅行の打ち上げ会では今後の旅行についての希望を各位からお伺いし、秋季の打ち上げ会では翌年の計画を概ね立てるという形をとっている。今回参加者で話し合った結果、来年の計画について概ね次のようにまとまった。

<春季>

  • 日程:平成19年4月13日(金)〜15日(日) 2泊3日
  • 旅程:熊野古道を歩く
  • 本件は学年会執行部関西駐在幹事 ・ 岩下久二男君(L)には事前に河井より案内済みであり、同君から関西地区会員へも幅広く声を掛けることとする予定となっている。

<秋季>

  • 日程:平成19年9月14日(金)〜16日(日) 2泊3日
  • 旅程:知床の内を歩く      
            当学年会では平成16年9月知床半島を外周したが、昨年7月世界自然遺産に登録されたことにより、
            案内人がつけば半島内部にも入れることになった。

旅行愛好会幹事:河井征治(G)記


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旅行愛好会第4回旅行―平成18年秋季

年月日:平成18年10月27日(金)〜29日(日)2泊3日
コース:初日:羽田―大分―別府(昼食)―臼杵石仏―湯布院温泉(泊)
2日目:湯布院―深耶馬溪―小鹿田―日田豆田町(昼食)―杖立温泉(泊)
3日目:杖立―阿蘇火山博物館―中岳―白川水源・高森(昼食)―熊本―羽田
参加者:横田光太郎(C)、河井征治(G)、檀上正泰(I)・真寿美(同夫人)、羽山章一(I)、加藤良治(K)、河井神一(河井の長男)・左代子(同嫁)・花(同長女)・太郎(同長男)・健太(同次男)、以上11名

当会の過去3回は、屋久島、利尻・礼文、白神と山岳地帯が多かったが、今回は羽山君や高原君らのご提言を容れて歴史、焼き物、火山、自然トレッキング、温泉とかなり多様なメニューを入れ込んだ。

【初日】
大分空港で出迎えていただいたバスガイドの阿部敏子さんは、3日間、巧みな話術と豊富な知識、檀上君が連発する駄ジャレ!?にも即座に反応するユーモア溢れる女性で、大いに今回の旅行を盛り上げていただいた。

最初に訪れた臼杵石仏の内、中尊の大日如来は頭部が地に落ちている姿で有名であったが、平成6年3月、それを本来の位置に戻す工事も完了し、同7年6月国宝にも指定された。その切れ長の目、引き締まった口元が極めて端正で気品あふれる表情をされており、我々一同の心なごむ思いでしばし見とれてしまった。「しぐるるや石を刻んで仏となす」山頭火 (写真―1)

当日は湯布院温泉に投宿。湯布院は磯崎新氏設計の美術館風駅やレンガ造りのワイナリー、辻馬車、レトロカーなど有名であるが、何と言っても豊富な湯量を誇る露天風呂から眺める由布岳が正に絶景。特に早朝、朝靄がたなびく上に屹立する由布岳の偉容に心打たれるものがあった。(写真―2)

【2日目】
先ず深耶馬溪の中でもとりわけ紅葉の名所と言われている中心地「一目八景」(ひとめはっけい)をトレッキングする。垂直に切り立つ石柱群や苔むした巨岩などを眺めながら澄み切った清流沿いに歩くと正に生き返った思いに浸る。(写真―3、4)

次いで「小鹿田(おんた)焼」民陶を訪れる。小鹿田焼は李朝系の焼き物で、昭和26年柳宗悦(民芸学者)、同29年英国陶芸家バーナード・リーチ氏が来山し激賞したことなどにより世界的に有名になり、同45年国の無形文化財の指定も受けた。実に素朴で温かみ、親しみを感じさせる焼き物で、今回多くの方が気に入った皿やカップなど多数購入した。

同夜は杖立温泉に宿泊。貝原益軒が賞賛し、火野葦平も詩に謳った同温泉は眼前に深い幽谷を望む湯量豊富な名湯であるが、昨年1月に新設された露天風呂「吉祥の湯」は大小七つの湯を順繰りに入ることが出来、正に温泉三昧を満喫した。

【3日目】
学芸員・吉川美由紀さんのご案内で阿蘇山を周遊する。先ず火山博物館で阿蘇および火山について勉強したあと、阿蘇五岳の中でも唯一現在も火山活動を繰り返し、噴煙を上げている中岳までトレッキングをする。米塚の歓迎を受けたあと(写真―5、6)、ゆっくりと登ったが(写真―7、8)、次第にガスが濃くなりやや苦しさを訴える者続出。しかし山頂から見下ろした100m下の火口では黄緑色の熱湯が沸騰している様は(写真―9)正に圧巻。我々が記念撮影し(写真―10)下山した直後に濃いガスにより入山禁止となる幸運にも恵まれた。(写真―11)

かくして、素晴らしい好天にも恵まれた3日間での感動、感激の余韻を反芻しつつ全員元気に熊本空港から機上の人となった。

旅行愛好会幹事:河井征治(G)


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(1)初日  国宝臼杵石仏の内、中尊の大日如来像の前で (2)2日目 朝靄がたなびく上に屹立する由布岳の偉容 (3)2日目 深耶馬溪をトレッキングする
(4)2日目 深耶馬溪の中でも紅葉の名所「一目八景」をトレッキングする (5)3日目 阿蘇に入る。米塚を背景に
(6)3日目 米塚
(7)3日目 中岳を目指して登る。左から横田君、羽山君、加藤君 (8)3日目 阿蘇五岳を背景に
(9)3日目 中岳の火口―黄緑色の熱湯が沸騰している様は圧巻
 
(10)3日目 中岳火口にて (11)3日目 中岳火口を望見できた満足感に浸りつつ下山  

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