一橋の学風とその系譜  一橋の学問を考える会 
橋問叢書

はしがき

 対談  一橋の学風とその歴史的展開
      --- 実学とアカデミズム -−−
  [問題の提起]
キャプテン・オプ・インダストリーの精神について 中島 俊一
一橋の学風とその歴史的展開 増田 四郎 第1号

[1]経済学

     
(1)経済理論
一橋と福田経済学 − 実学的「近経」の系譜 山田雄三 第4号
ポリティカル・エコノミー再考 山田雄三 第15号
一橋経済学の貢献 篠原三代平 第8号
一橋経済理論の伝統と現代 − 理論・歴史・制度 宮沢健一 第3号
一橋におけるケンブリッジ経済学の伝統 荒憲治郎 第21号
 近代経済学の実学性と金融政策 西川元彦 第36号
杉本栄一著『近代経済学の解明』のなりたち 種瀬茂 第27号
一橋金融論の特質 花輪俊哉 第24号

         (2)経済哲学
一橋の哲学ーー現代に問いかけるもの 高橋長太郎 第2号
杉村学説の示唆するもの 馬場啓之助 第9号
『資本主義の逆説』の想源について 馬場啓之助 第18号
回想の左右田学派・その生涯と学説
第一部 左右田哲学の展開 馬場啓之助 特別第1号
第二部 杉村広蔵博士・その生涯と学説 馬場啓之助 特別第2号

       (3)財政学
一橋の財政学 − 井藤半弥教授を中心として 木村元三 第5号
一橋財政学の伝統と新視点 大川政三 第14号
財政における政党と官僚の役割 大川政三 第33号
(4)東洋・アメリカ経済研究
一橋の中国・アジア研究をめぐって 石川 滋 第11号
一橋におけるアジア研究の学流 深沢 宏 第25号
一橋東洋史学のプロフィール 中川 学 第37号
一橋のアメリカ経済研究 伊東政吉 第28号

[2] 商学
 上田経営学の現代的意義  末松玄六 第26号
一橋経営学の系譜とその問題点 雲嶋良雄 第35号
一橋会計学の系譜 番場嘉一郎 第12号
内池廉吉先生の人となりと学風 安藤春夫 第31号

[3] 社会・歴史学

一橋歴史学の流れ 増田四郎 第13号
一橋ビザンツ学の研究 渡辺金一 第16号
福田徳三の社会政策論 菅  順一 第23号
 上田辰之助教授の戦後 都築忠七 第29号

[4] 法  学

一橋の法学を考える 吉永栄助 第7号
美濃部博士と憲法 田上穣治 第32号
一橋と労働法学 蓼沼謙一 第30号
一橋商法学の形成と企業法論 喜多了祐 第20号

[5] 文  学

 一橋と文学 瀬沼茂樹 第22号
一橋と昭和戦前・戦後の文学 桶谷秀昭 第34号

[6] 学風について

一橋リベラリズムについて(アインシュタインの来校・講演) 高橋泰蔵 第6号
経済を考える場−一橋と蔵前 矢島均次 第10号
一橋経済研究所の活動と現代経済分析 藤野正三郎 第17号

あとがき
(HP編者註)
以上は「一橋の学問を考える会」昭和59年11月までの分「橋問叢書 第36号」までが編集されています。
橋問叢書は第63号まで続けられました。
HP「新論文・随筆」2005にも目次はありますが、以下に目次を作成します。

一橋の学問を考える会  目次
橋問叢書 先生 演題 年月日
第39号 小島清先生 一橋の国際経済学 S60・03・15
第40号 吉野昌甫先生 山口茂教授における金融論の学風 S60・02・14
第41号 山田雄三先生 資本主義と社会主義、そして福祉国家
ー脱イデオロギーの立場からー
S60・04・18
第42号 塩野谷祐一先生 経 済 哲 学 の 現 在
 ― 左右田・杉村以後 ― 
S60・05・31
第43号 阿部謹也先生 社会史とはどういう学問か S60・07・11
第44号 室田武先生 エコノミーとエコロジー S60・09・06
第45号 今井賢一先生 産業経営および情報問題の研究 S60・06・21
第46号 石 弘光先生  現代財政論のフレームワーク     S60・10・03
第47号 南 博先生  『学者渡世ー心理学とわたくし』を中心として  S60・11・13
第48号 伊丹敬之先生       現代経営学の新しい流れ       S60・12・04
第49号
中村政則先生 アメリカの対日戦後政策
― グルー元駐日大使を中心として ―
S61・01・27
第50号 美濃口武雄先生 ケインズ経済学の一橋における伝統と現状 S61・02・27
第51号 田内幸一先生 一橋のマーケティングの系譜 S61・03・25
第52号 高島善哉先生 大塚金之助先生と一橋の学問 S61・05・21
第53号 宮川公男先生 一橋と社会工学 S61・04・25
第54号 佐藤定幸先生 一橋大学経済研究所の国際経済研究活動 S61・06・24
第55号 岡本清先生  一橋における原価計算と管理会計 S61・09・26
第56号 山崎昭先生 現代の数理経済学 S61・07・18
第57号 高島善哉先生 市民制社会と一橋の学問 S61・11・13
第58号 花輪俊哉先生 金融革命の進展とその意義 S61・12・19
第59号 山田欣吾先生 西洋文明史の片隅から
  ー カロリンガー時代の文明史的特色 −
S62・01・26
第60号 米川伸一先生 一橋百年、キャプテン・オブ・インダストリの歩み
― 経営史の観点から・一橋大学の卒業生のキャリア ー
S62・02.22
第61号 宮鍋 幟先生 一橋のソ連経済研究 S61・10・31
第62号 山澤逸平先生 雁行形態論と太平洋協力
―一橋大学における国際経済学の展開―
S62・03・10
第63号 増田四郎先生 歴史における世界文明と伝統文化 S62・04・24

 如水会ゝ報  (S12学)新井俊三 「一橋の学問を考える会」について S62・07 No.687

一橋の学問を考える会・送別会   新井俊三氏ご挨拶   写真  昭和62年。

 一橋の学問を考える会「橋問叢書」収録完了に際して   
5組 山崎 坦
2008・06・11